いつの時代もインパクト大の言葉「うんち」。スポーツや食べ物、絵本などのネーミングで採用され、注目を集めている。

 使う場面や使い方を間違えれば下品極まりないが、人を振り向かせるには強力なアピール表現でもある「うんち」。このところ、さまざまなもののネーミングに採用されている。

 今秋、百貨店で「うんちスポーツ」が行われる。同スポーツは、日本百貨店協会(東京都中央区)と、一般社団法人世界ゆるスポーツ協会(東京都中央区)がタッグを組み、先月より始まったイベント「ゆるスポ百貨店ツアー2107」の1種目だ。

 用いる道具は、渦巻き型の「うんちぼうし」。これをかぶり落とさぬように歩いたり、崩さぬように積んだりして体を動かす。幼児から高齢者まで気軽におこなえる「ゆるスポーツ」の啓蒙・普及には、老若男女が集まる百貨店が恰好の舞台であり、百貨店としても集客効果が見込める。加えて参加者にとっても初体験の楽しいひと時。三者にとってメリットありのこちらのイベントは、全国9都道府県・14の百貨店で11月まで順次、週末に開催される。なお種目は、うんちスポーツ以外にも、カゴが不安定な「シーソー玉入れ」などがあり全部で5つ。

 体内のお掃除やスッキリ感が期待できそうなのが「黒いうんち米(よね)」。これはマインドバンク(長崎県佐世保市)の新商品で、米粒にその多孔質が有害物質を吸着するとされる食用炭と、食物繊維が豊富な寒天をコーティングされている黒色のお米。白米と一緒に炊いて食べることで、体にたまった“毒素”を翌日以降のトイレタイムに排出したり、便通そのものの改善にと企画・開発された一品だ。山海に里の美味が数多く出回る今年の味覚のシーズンは、黒いうんち米も交えて、よりおいしく、ヘルシーに満喫してみてもいいかもしれない。価格は280グラムで700円(税別)。ウェブサイトの通販では、2合入り5セットを5,000円(税込)で購入することができる。

 これからの灯火親しむ時期に、海の向こうからやってきた絵本「うんちっち(1,200円・税別、ステファニー ブレイク著、ふしみみさを訳・あすなろ書房)」も、読書リストに加えたい候補だ。フランス生まれで世界的なロングセラーであるこの作品、子ども向けではあるが大人が一読しても楽しめる。本を開けば思わず笑顔となり、心が癒されるはずだ。ストーリー展開もなかなかのもの。よく練られているなと感心する1冊でもある。主人公は、何を聞かれても「うんちっち」としか返事をしないウサギ君。ところがある時……。この続きは、実際に本を手にしてからのお楽しみだ。

 この秋の暮らしに、新たな刺激を与えてくれそうな“うんち”たち。言葉には出しづらいが、各方面で注目を集めそうだ。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]