電車の中やショッピングモールのような公共の場を走り回る元気な幼児。微笑ましいですが育児をしている当事者からすると大変なのは言うまでもないところ。大人しく親と一緒に歩いたり、ベビーカーに乗っていたりする子ももちろん多いですが、とにかく動き回る子もたくさんいるのも確かで、後者が「しつけ不足なのとは違う」という趣旨のツイートが以前話題になっていました。

子育てして、いろんな子をみて、はじめてわかった。3歳以下の子供に「しつけ」は無理。
その子がいわゆる「いい子」かどうかは、完全に子供の生まれ持った性格による。大人しい子は何もしなくても大人しく、騒々しい子は何をしても騒々しい。
だからどうか、後者の親を努力不足と責めないでください

これを受けて、2015年4月に産まれた子の育児記録のため『Twitter』を使っているというユーザーが「買物地獄」と題したマンガをツイート。2歳4ヶ月という子どもが買い物で何を言い聞かせても効果がなく、強制的にだっこすると激しく泣いて周囲の視線が痛い様子が描かれています。

3歳までは躾は無理、大人しいのは子供の気質だっていう話題のコメント見て、確かにうちの子も!と思ったので描きました。これが2歳4ヶ月の現状です。まわりに迷惑かけて良いとは思ってないし伝え続けることが大事だからこれからも続けますが。どうしても止められないのです。

このユーザーは続けて次のようにツイート。

毎回じっくり言い聞かせたり暴れたら即退去出来るかっていうと無理。だからどうしても迷惑かかってしまう時もある。あまりに疲れて余裕がなくて周りへのフォローが不十分なママさんもいると思う。子供は何しても仕方無い!て思ってるママは一部。それを少しでも理解していただけたらと思います。

このマンガには、「まさにこれ」「全てにおいて効果ないのわかる」「自分も言い聞かせているけれど効果薄い」と同感するツイートが多く見られたほか、育児経験者や育児中のユーザーからは「自分も全く目が離せないし本当に大変だった」「うろうろするしたり奇声を発したり床に転がったりする」「突然外へ走り出すから銀行にも行けない」といった体験談も集まっていました。

また、だっこしたりして「強制退去」するにしても「周囲の視線が痛い」という声も多数上がっていました。別のあるユーザーは次のようにツイート。

強制退去もさ、店外に出てあやしてても道路も公共の場なんだからうるさくするなよ!とジロジロ見る人が多くて怖い、とママ友さんから愚痴られたことがある。もちろんどうしたのかな、大丈夫かな?と心配して見てる人もいると思うんだけど、その場はいっぱいいっぱいで視野が狭くなっちゃうよね…と

「日本のママたちは、十分頑張っている」「子育てをするようになって、親子連れに優しい視線を注ぐようになった」「子どもに注意するのは良いお母さん」といった暖かい声も多く寄せられていたこの育児マンガ。困っている親を見かけた時に厳しい視線を注ぐのではなく、手を差し伸べる人が増えるというのが社会的には理想なのかもしれません。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/chikumababy/status/900209479328964613 [リンク]

―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』