サントスがバルセロナにネイマール移籍金の一部を要求…連帯金と違約金?

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 今夏にバルセロナからパリ・サンジェルマンへと加入したブラジル代表FWネイマールの退団を巡って、同選手の古巣であるサントスがバルセロナに金銭を要求しているようだ。スペイン紙『マルカ』が6日に伝えている。

 同紙によると、サントスは連帯貢献金として890万ユーロ(約12億円)を要求。さらにネイマールのバルセロナ移籍に含まれていた、バルセロナとサントスが2試合の親善試合を行うという契約の不履行として450万ユーロ(約6億円)を要求しているようだ。なお2試合のうち1試合は2013年に行われている。

 連帯貢献金はFIFAによって定められた、選手の移籍の際に、移籍金の最高5パーセントを12歳から23歳までに所属したクラブが受け取れるというもの。同紙によると、これは“移籍”した際に払われるもので、バルセロナは、パリ・サンジェルマンがネイマールに資金を渡し、ネイマール本人が契約を解除してフリーエージェントになり、パリ・サンジェルマンと新たに契約した、と捉えていると報道。つまりネイマールは“移籍”したのではなく退団後にフリーエージェントで加入しており、連帯貢献金の支払いは必要ないとの立場のようだ。

 同紙は、サントスとの親善試合契約についてはさらなる調査が必要と報道。バルセロナが金銭を支払うかは不透明であるとした。