独自の進化を遂げた焼きそばが名古屋各地で続々登場!

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名古屋では最近、生麺を茹でてから炒める食感にこだわった焼きそばのほか、残りの麺をご飯と混ぜて味わう追い飯スタイル、ご当地焼きそばの名古屋風アレンジなど珍しい焼きそばを提供する店が増えている。そのなかからぜひ食べてほしい焼きそばをピックアップした!

【写真を見る】長崎のブランド牛を煮込んだ「五島牛ビーフカレー焼きそば」(880円)/焼きそば専門店 らな

モッチリとしながらも麺の表面はカリッと香ばしい新感覚の焼きそばが味わえるのは、納屋橋(名古屋市中村区)にある「やきそば専門店 らな」。3種類のソースに加え、塩、醤油、カレーと全6種類の味が楽しめる。塩ベースの焼きそばにネギや鶏肉を合わせた「つけ焼きそば」(800円)は、柚子が香る鶏ガラスープにつけて味わう。かなり太めの麺はモチモチで、表面が油でコーティングされている。まるであんかけスパのような食感でクセになる一品だ。

また、長崎のブランド牛・五島牛を3日間煮込んで仕上げたビーフカレーが焼きそばにかかる「五島牛ビーフカレー焼きそば」(880円)や、細麺の片面を焦がすように焼き上げた「焦がし焼きそば」(780円)など自慢の生麺を使用したメニューもぜひ試してほしい。

一方で、八田駅(名古屋市中村区)すぐにある「元祖鉄そば 緑屋」はご飯と麺を合わせた新スタイル。ウスターソースと鶏ガラ、カツオ節からとったダシをブレンドしたソースが自慢の「元祖 鉄そば(ソース味)」(780円)がオススメだ。キャベツ、ニラ、ネギ、海苔など中太の麺を引き立てる具が多く、挽き肉もかなりたっぷり入る。あえて麺は少し残し、ライス(180円)を投入して追い飯として味わう食べ方が人気だ。

加えて紹介したいのが、丸の内(名古屋市中区)にある「元祖 石巻やきそば本舗」。宮城県の石巻地方で愛されている「石巻やきそば」(600円)が県外で唯一食べられる店だ。2度蒸しされた麺は、細めで締まった日本そばのような食感。炒めた際のツユが麺にしっかり絡まり、ツルツルっと口の中に入ってきて口当たりもいい。カツオと昆布のダシを効かせた優しい味の和テイストが特徴の石巻焼きそばは、ソースをあとがけすることで濃い味わいも楽しめる。

また、石巻やきそばを名古屋スタイルで味わえるという「鉄板石巻やきそば」(800円)にも注目!鉄板の上に玉子を敷き、焼きそばをのせるという斬新な一品だ。石巻と名古屋のコラボレーションをぜひ食してみよう。

各店で続々とオリジナルのアレンジがされている焼きそば。焼きそばが“なごやめし”に加わる日は遠くないのかもしれない。【東海ウォーカー編集部】