Image: Kate Cummings, Blue Ocean Whale Watch via Gizmodo US


神秘的な美しさと、あどけなさと。

カリフォルニア州モントレー湾沖で、ハナゴンドウという種類のイルカの群れにアルビノのあかちゃんイルカが初めて目撃されたのは2015年9月。アメリカ・モントレーでホエールウォッチングツアーを展開するBlue Ocean Whale Watchがまっしろなあかちゃんとお母さんイルカが仲良く泳ぐようすを映像にとらえました。


Video: BlueOceanWhaleWatch/YouTube
2015年の映像


トップ画像のおかあさんに甘えているようなしぐさと、なんともいえないかわいらしいこの表情! ほほえんでいるように見えますよね。口角がむにゅ〜っと上がって幸せそうなお顔で、見ているこちらも幸せ気分になれます。

さらに今年に入って、アルビノあかちゃんイルカが成長して元気に泳いでいる姿を2年ぶりに確認できたそうです。


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Image: Kate Cummings, Blue Ocean Whale Watch via Gizmodo US


アルビノちゃんの体がちょっときいろっぽく見えるのは、珪藻(ケイソウ)と呼ばれる植物性プランクトンのせいだとか。Blue Ocean Whale WatchのKate Cummingsさんによると、一緒に泳いでいたお母さんハナゴンドウの背びれの特徴点が一致したことから、2015年に目撃された個体と同じだと確認できたそうです。


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Image: Kate Cummings, Blue Ocean Whale Watch via Gizmodo US


Kateさんによれば、アメリカ西海岸のカリフォルニア、オレゴンとワシントン州沖にはおよそ1万3000から1万6000頭のハナゴンドウが生息しているらしいのですが、その中でもいままでアルビノと確認された個体はたった1匹だけ。

動物に見られるアルビノは劣性遺伝によるため非常に珍しいそうです。先天的にメラニン色素が欠乏するアルビノは、肌、羽、毛髪、ウロコなどが白く、目がピンク色なのが特徴です(色素がないため、血管が透き通ってピンク色に見えるそう)。

体が白いと、自然界では敵に目立ってしまったり、紫外線に弱かったりと、ほかの個体と比べて生存率が低くなってしまいがち。そんな負の要素にも負けず、大海原でけなげに生きるハナゴンドウのアルビノちゃんの姿を見られて、ホエールウォッチャーのKateさんもさぞほっとしたでしょうね。

残念ながら日本ではアルビノちゃんが海を泳ぐ姿を直接見られませんが、水族館でハナゴンドウに会えるみたいですよ。詳しくはこちらもご覧ください。


Image: Kate Cummings, Blue Ocean Whale Watch via Gizmodo US
Source: YouTube, Blue Ocean Whale Watch, Web水族館全国水族館ガイド
Reference: Wikipedia(1, 2)

Rae Paoletta - Gizmodo US[原文]
(山田ちとら)