KDDIは2017年5月より、NHKと共同で次世代モバイル技術「5G」を利用した映像配信実験を開始したと発表しました。

高速・大容量に加えて、多接続・低遅延を実現する5G技術

KDDIは、2016年5月頃からNOKIAと5G技術の共同研究開発を行ってきました。
 
5Gは、これまで1G~4Gで進化してきた「高速・大容量化」に加えて、「多接続・低遅延」を実現するモバイル技術です。
 

 
4Gと比べて、通信速度は1Gbpsから20Gbpsへと20倍に、通信遅延は10分の1に、そして接続できるデバイス数は10倍以上に進化します。

新たなスポーツ観戦スタイルの提供へ

今回の実験では、5Gの特徴「高速・大容量通信」を活かした、移動中における8K映像の伝送を実施します。そして、2018年以降は、スタジアム等でも実際に8K映像の中継・配信を想定した実証実験を開始する予定です。
 
将来的には5G技術を利用することで、スマートフォンなどの端末から8Kカメラで撮影されるスポーツ中継を見れたり、端末側で複数の高精細カメラを自由に切り替えることで、いろいろなアングルからの映像を視聴できたりするなど、新たなスポーツ観戦スタイルの可能性が広がっています。

4K・8K放送は普及するのか?

ただし今のところ、地上波では4K放送でさえあまり実施されていない、というのが現状です。また、昨年6月にスカパー!によって実施された「4Kに関する調査2016」では、4Kテレビの所有率は約3%となっており、高解像度のテレビ普及率はあまり進んでいないことも分かります。
 
一方で日本政府は、「東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に4K・8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K番組を視聴できる」ことを目標としています。2018年からはBSやCSでも4K実用放送が開始予定となっており、私たちが日常的にテレビで4K・8K放送を楽しむ日もそう遠くはないかもしれません。 
 
 
Source:KDDI
Photo:au
(kotobaya)