フレッシャーズ編集部

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いつ何が起きるかわからない人生。突然起きる何かに備えて、毎月貯金をしっかりしているという人も多いでしょう。一方で毎月給料を使いきってしまい、貯金がほぼ0に等しい人も。今年の新社会人は実際にどのくらい貯金意識があるのでしょうか? 目標著金額などもあるのか気になりますよね。実家暮らしと一人暮らしでどのように差がでるのかも知りたいところです。
そこでフレッシャーズ編集部では、これから新社会人になる内定を獲得した大学4年生に、1年目の目標金額について調査をしました。

【実家暮らし新社会人に聞いた】
■1年目の目標の貯金額はいくらくらいですか?

第1位 100万円 54人(20.5%)
第2位 50万円 45人(17.0%)
第3位 30万円 24人(9.1%)
第4位 60万円 23人(8.7%)
第5位 20万円 21人(8.0%)


春から実家暮らしの新社会人の中で一番多く回答が集まった目標貯金額は「100万円」、次いで「50万円」「30万円」という結果になりました。将来のことを考えて、堅実的に貯金したいと思う新社会人が多いようです。理由について聞いてみました。

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●第1位 100万円

・目標は高く毎年100万円は貯めたいと思ってる(女性/22歳/大学4年生)
・結婚や出産前にできるだけ貯金をして、将来子どもがやりたいことを躊躇なくならせてあげられる状況でいたいから(女性/27歳/大学4年生)
・たくさん貯めておいて損はないから(女性/22歳/大学4年生)
・将来無職になったときに生きていけるようにするため(女性/22歳/大学4年生)

●第2位 50万円

・今のうちにたくさん貯金をしていきたい(女性/22歳/大学4年生)
・一年目は出費がかさむと思うのでこれくらいかと思うから(男性/25歳/大学院生)
・現実的な目標(男性/22歳/大学4年生)
・特に貯めなければいけないこともないので(女性/22歳/大学4年生)

●第3位 30万円

・何かあったときの保険にするため(女性/22歳/大学4年生)
・一年目は生活にいっぱいだと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・月2万円ずつでボーナスも少し貯金に回すとこれぐらいかなと思うから(女性/21歳/大学4年生)
・貯められるだけ貯めたい(女性/22歳/大学4年生)

●第4位 60万円

・少しは貯めておきたいから(女性/22歳/大学4年生)
・最低限の目標で、ボーナスなどでもう少し増えればよいから(女性/22歳/大学4年生)
・いずれ一人暮らしをしたいと考えているから(男性/22歳/大学4年生)
・家へ入れるお金や携帯代などを支払うと、妥当だと思ったが実際予想がつかない(男性/22歳/大学4年生)

●第5位 20万円

・まだ社会人としての金銭感覚がないので大体の目安(女性/22歳/大学4年生)
・安心がほしいから(男性/22歳/大学4年生)
・彼氏との旅行や、臨時用に貯めておきたいから(女性/22歳/大学4年生)
・これくらいはまず貯めたい(女性/22歳/大学4年生)

100万円と回答している人は「目標だからとりあえず高く設定したい」という声もありました。今の生活だけではなく、結婚、出産した将来の自分のことを見据えて貯金をしておきたい新社会人も。一人暮らしをするよりは、月々の生活費の負担が軽い実家暮らしの新社会人、確実に貯金したいと思っている人も多いようです。

一方で一人暮らしの新社会人にも理想の貯金額について聞いてみました。

【一人暮らし新社会人に聞いた】

■1年目の目標の貯金額はいくらくらいですか?

第1位 50万円 49人(22.2%)
第2位 100万円 38人(17.2%)
第3位 30万円 36人(16.3%)
第4位 20万円 35人(15.8%)
第5位 60万円 14人(6.3%)

実家暮らしの目標貯金額とは違い、一番多く集まったのは「50万円」という回答でした。毎日の生活費を差し引いても1年間である程度、貯金したいと思う新社会人が多くみられました。一人暮らしをしても「100万円」貯めたいという声も。

●第1位 50万円

・1年目は給料は高くないが、妹と同居するため家賃などの負担が少ないのでできる限り貯めたい(女性/23歳/大学4年生)
・安心したいから(女性/23歳/その他)
・ボーナスなども含めてこれくらいなら実現可能そうだから(女性/22歳/大学4年生)
・何かあったときのためにお金を貯めておきたいから(女性/22歳/大学4年生)

●第2位 100万円

・将来が不安なので多めに貯めたい(女性/24歳/大学院生)
・将来家族と一緒に生活するために貯金するつもりだから(男性/24歳/大学4年生)
・民間の住宅を借りる予定がないため、頑張ればこの程度は貯められると思うから(男性/24歳/大学院生)
・100万円程度貯まっていたら不測の事態に対応できると思うから(男性/24歳/大学院生)

●第3位 30万円

・新社会人向けのお金の本に目安として買いてあった値段だから(男性/23歳/大学4年生)
・月に2万5千円を貯金するとこの金額になるから(男性/23歳/大学4年生)
・初めのうちからしっかり貯蓄できる習慣をつけたいから(女性/22歳/大学4年生)
・将来にむけてある程度は貯金したいから(女性/24歳/大学院生)

●第4位 20万円

・堅実に無理しない程度はこれくらいだと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・高い目標を立てたせいで生活が行き届かなくなるのもどうかと思うので、最初は低めに設定する(女性/22歳/大学4年生)
・早めに結婚したいから(女性/21歳/短大・専門学校生)
・来年友達の結婚式に行くのと、同棲を考えているパートナーがいるため(女性/23歳/大学4年生)

●第5位 60万円

・1年目はボーナスが少ないので、これくらいが限度だと思う(男性/23歳/大学院生)
・可能な限り貯金したいがこれが限界だと思う(男性/23歳/大学4年生)
・あくまで設定金額は低めにして、超えたら自分をほめてさらにモチベーションを上げる(女性/23歳/大学4年生)
・貯めれるだけ貯めたい。月にいくら貯金できるかわからないけど、5万円として60万円(女性/22歳/大学4年生)

一人暮らしの新社会人の中も将来のために毎月計画的に貯金していきたいという声が多く集まっていました。一人暮らしをしていても、無理ない程度の貯金をするとすでに計画的に考えている人も。得に「将来の結婚のために貯金したい」という新社会人がたくさんいました。

100万円、50万円……と将来何かあった時のために月々の給料からある程度は貯金をしておきたい新社会人がいたことがわかった今回の調査。実家暮らしでも一人暮らしも関係なく、一定の金額を毎月貯めたいという新社会人も。旅行や結婚、出産……いつかのために前もって貯金をしておきたいという声も多く、真面目で堅実的な新社会人が多いとも言えるでしょう。

文●ロックスター小島

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年2月
調査人数:今春から社会人になる、一人暮らしの大学生男女221人(男性112人、女性109人)、実家暮らしの大学生男女264人(男性124人、女性140人)