U−23日本代表が南ア戦に向けて合宿開始…リオ行きへ最後のアピール

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 U−23日本代表が26日、キリンチャレンジカップ2016のU−23南アフリカ代表戦に向け、松本市内で合宿を開始した。

 この日は、前日にJ1リーグの試合があったメンバーを中心に13人が参加。ランニングやストレッチなど、軽めのメニューで約1時間汗を流した。前日のヴィッセル神戸戦で左肘のじん帯を損傷したMF遠藤航(浦和レッズ)と、左股関節に張りを訴えたDF亀川諒史(アビスパ福岡)は別メニューで調整を行った。また、FW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)も疲労を考慮し、早めに練習を切り上げた。

 29日に開催される南アフリカ代表戦は、7月1日に予定されているリオデジャネイロ・オリンピック最終登録メンバー発表前のラストゲーム。オーバーエイジ(OA)枠に内定しているDF塩谷司(広島)とDF藤春廣輝(ガンバ大阪)、FW興梠慎三(浦和)は招集されておらず、手倉森誠監督は「U−23世代の強化はまだ続いている。だから、OA(の3人)を呼んでいない」と説明する。「この世代の持っている可能性を十分に示してほしい」。そう言って指揮官は表情を引き締めた。

 J2組を含む、残りの8名は明日27日に合流する。手倉森監督は「国内最後の強化試合。彼らにとっては本大会前のいい経験になるだろうし、僕にとってもいい計りになるゲームだと思っています。持っている力を思いっ切り前面に押し出してほしい」と選手たちのアピールを期待した。