百合ケ咲るるの「スキ」、蜂蜜の小瓶が割れている。「るる。私はるるの友達失格だね。るるの気持ちを知っていて、知らないふりをしていた。友達なのに、嘘をついた。もう遅いかもしれない。でも聞いてほしいんだ。私が紅羽のスキを手放した日のことを。そしてその理由を」百合城銀子は回想する。どうやって椿輝紅羽と銀子は友達になったのか。「スキは甘く、優しく、全てがきらきら、星のように輝いて見えた。だから勘違いしたんだ