17日に浜松市で起きた天竜川川下り船転覆事故を巡って、運営会社に対する様々な疑問が上がっている。救命胴衣の着用の不徹底、船頭の操船経験の短さ、マニュアルの不備など。しかし安全性を追求するそれらの批判は、危険性と裏腹のスリルが売りの川下り船の性格を無視した空論ではないか。■粗末な船だからこそスリルが楽しめるおそらく安全性を追求した船では水面の様子も身近に感じられず、急流にも全く動じない航行なら川下りの