トヨタ自動車が今年12月に発売するスポーツカー「レクサスLFA」。国産車史上最高価格の3750万円にもかかわらず、事前予約で500台がまたたく間に完売した。このLFA、単なる高価なスポーツカーではない。クルマづくりの発想転換を目指すトヨタの新プロジェクトの一翼を担うのだ。2010年1月に始動したスポーツ車両統括部。この組織は豊田章男社長の肝煎りでつくられ、異例の権限が与えられている。予算をどのように使って