(第1回の続き)3月28日のバーレーン戦からおよそ2か月後、日本代表は今後に影響をもたらす局面を迎える。舞台は大阪の長居スタジアム、対戦相手はチリだった。5月27日に開催されたキリンカップの初戦である。この試合で岡田監督は、中村憲剛をトップ下に配する4−2−3−1の布陣をテストする。ショートパスをテンポ良くつなぎながら相手ゴールへ迫っていくコンセプトに、ボランチの控えだった中村憲を当てはまるための