精神科医・心理士が語る、うつから見える11の心の病気の可能性

『うつから気づかれる11の病気』と題した動画で、精神科医・心理士の「生活に役立つメンタルヘルス」さんが、うつ病の診断基準や治療法に関する情報を詳しく解説しました。彼はうつを「すっきりしない、重苦しい、悲しい」といった気分の落ち込みと表現し、この感情が生活に支障をきたす場合は心の病気と考えるべきと強調しました。

動画の中で「生活に役立つメンタルヘルス」さんは、うつ病を診断するための国際的な基準であるICD-11を紹介し、診断には複数の症状が2週間以上続くことが必要であると説明しました。その上で、うつという症状は多くの心の病気の初期症状であり、「うつ病だけでなく、他の心の病気の可能性がある」と解説していました。

具体的に、うつから発見されることがある11の心の病気についても詳述しました。例えば、失恋や離婚による「悲嘆反応・私別反応」、ストレスからくる「適応反応症・適応障害」といった病気を挙げ、これらの症状が出た場合、「専門家に相談することが重要」と話しました。

また、うつと共に見られる症状が異なる場合には、他の病気、例えば「統合失調症」や「ADHD」の可能性も示唆されることがあると説明しました。これにより、視聴者が早期に心の健康の変化に気づき、適切な対応を取ることができるとしています。

動画は「どのような心の病気でも、早めに対処していれば、大きな問題にならない」と締めくくられ、視聴者に対して早期診断と対策の重要性を繰り返し訴えかけていました。