「103万円の壁」という言葉が10月の衆院選を機に話題になっている。所得税支払いの義務が生じる最低年収のことで、国民民主党が減税策としてこの金額の引き上げを打ち出した。賛否が交錯する中、「年収の壁」の現場にいる人たちはどう見るか。幾つもある「年収の壁」大阪市都島区の大学生の男性(19)は、祖母が経営する調剤薬局でアルバイトをしている。この薬局を継ぎたいと考えており、アルバイトはその「勉強」が目的だ。