チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦。パリ・サンジェルマン(PSG)に対して、アウェーの第1戦で2−3の勝利を収めていたバルセロナは、2018−19シーズン以来5シーズンぶりのベスト4入りに向け、視界良好な立場にいた。もっとも第1戦の試合内容はたったくの互角だった。第2戦でどちらが先に点を取るか。戦前の焦点はそこに絞られていた。前半12分、ウイングのラミン・ヤマル(スペイン代表)が右サイドを突破。