政府与党の「令和6年度税制改正大綱」が2023年12月14日に閣議決定された。「我々は、今、大きな時代の転換点にある」と書き出し、世界各国が「新しい世界」を目指して果敢な挑戦を始める中、我が国は「デフレ」「安いニッポン」からの脱却に苦しんでいると指摘する。このような状況を受けて「大綱」は、デフレ脱却に向けた税制面での取り組みに加え、人口減少や経済のグローバル化など、国内外の経済社会の構造変化を踏まえた税制