今中慎二氏は1993年に249イニングを投げてタイトルを総ナメにした最多勝、最多奪三振、沢村賞、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞……。元中日投手で野球評論家の今中慎二氏はプロ5年目の1993年、すさまじい活躍を見せた。31登板で17勝7敗1セーブ、防御率2.20。14完投、3完封で249イニングを投げ、247三振を奪った。初の開幕投手も務めた。7月6日のヤクルト戦(ナゴヤ球場)では1試合16奪三振のセ・リーグタイ記録もマークした