徳川家康が石田三成らを破った関ヶ原の戦いは「天下分け目の合戦」といわれている。歴史評論家の香原斗志さんは「それは間違っている。関ヶ原の戦いは豊臣政権内の内部抗争の末に起きたものだ。戦いに勝利した家康が天下をとったわけではない」という――。関ケ原古戦場(写真=Drivephotographer/CC-Zero/Wikimedia Commons)■「東軍の勝利」=「家康の勝利」ではない周知のとおり、関ヶ原合戦は「天下分け目の戦い」と呼ば