建築家の坂茂氏とウクライナ・リビウ市のアンドリー・サドビー市長が2023年9月5日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見し、市内の病院で新たな建物を建設する構想を披露した。リビウはポーランド国境に近い中核都市で、15万人の国内避難民を受け入れている。中には負傷者も多く、病院をはじめとする治療施設の逼迫(ひっぱく)が課題だ。新棟は、大部分で厚い木の板を向きを変えながら接着したCLT(直交集成板)と呼ばれ