11番手を走っていたはずの角田裕毅のマシンが、白煙を上げながら力なくコースサイドに止まった。フォーメーションラップ中の出来事だった。「エンジンかギアボックスだとは思いますが、まだ詳しいことはわかりません。リアエンドから何かが壊れるような変な音が聞こえて、エンジン音が変わって、振動もあって、スロットルを踏んでもあまりパワーが出てこなかったです。明らかに音がおかしかったので何かがおかしいと感じて、