■日本企業は平成最後の10年に力を取り戻した平成の30年間は、日本企業にとってどのような時代だったのでしょうか。平成はバブルの絶頂で幕を開けましたが、平成元年をピークに、日本企業は長い下り坂を経験することになります。それは、当初は「失われた10年」と呼ばれ、やがて「失われた20年」になりました。しかし、「失われた30年」と呼ぶ人はあまりいません。なぜなら、平成最後の10年は、それまで迷走気味だった日本企業が、