言葉には病気を引き起こしたり、病気を癒したりする強い力がある。そう語るのは、内視鏡の専門家として多くの患者の身体の内部、胃腸の中を見てきた経験と、心療内科医として多くの患者たちと接してきた経験をしてきた梅谷薫氏だ。『「毒になる言葉」「薬になる言葉」』(梅谷薫/著、講談社/刊)では、知らず知らずのうちに身体も心もむしばむ言葉の毒のメカニズムを梅谷氏が、そのメカニズムを解き、「言葉」の力を味方につ