7日放送、TBS「NEWS23」では、今年8月で50歳になる中日ドラゴンズ・山本昌が生出演。谷繁元信新監督のことから印象に残る試合や自身の引退について語った。

「元旦から気合い入れて練習しいてる」という山本は「選手である限り、まず優勝することが目標。谷繁監督を胴上げする」と切り出し、5歳下となる新監督とのやり取りを「監督になる前日まで"シゲ"なんて言ってたんですけど、発表した次の日に丁度会ったんですけど“あっ監督”って急に敬語になった」と明かした。

また、最も印象に残っている試合を訊かれた山本は、2006年9月16日に達成したノーヒットノーランではなく、同年9月30日に登板した阪神戦を挙げ、「阪神とデッドヒートしてる時にノーヒットノーランしたんですけど、その後の試合で阪神がまた追いついてきて、そこで最後阪神をもう一回突き放す勝利があった。これが僕の中で一番の会心の試合」と語る。

さらに「引退の二文字が頭をよぎることは？」という質問を受けると、山本は「ここ10年毎年よぎってます。ただ自分から野球を辞めたいなと思ったことはないですね。小さい頃から一度もないですね。辞めなきゃいけないなっていうのはしょっちゅう思ってます。去年もありました」と苦笑い。

それでも「みんなの気持ちを背負って頑張っているので簡単に弱音は吐けない」と意気込んだ山本。現実問題として避けては通れない引退を決断する時期については「今年で終わる可能性が高い」と本音をのぞかせながらも「自分ではそれは言いません。ただ成績でまだ勝てるならいつまででも頑張りたい。それは結果次第」と語った。