W杯出場10人が先発で日本大勝…セルジオ越後氏「一番喜んでいるのはザック」

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 キリンチャレンジカップ2014が14日に豊田スタジアムで行われ、日本代表とホンジュラス代表が対戦。前後半3得点ずつを挙げた日本が、6−0と圧勝した。

 試合後、サッカーキングの取材に応じたサッカー解説者のセルジオ越後氏は、「興業的にいい相手だったね。得られるものは何もなかった試合だよ。ホンジュラスは草サッカーレベルだった」と対戦相手のレベルを疑問視。「厳しく言えば日本はもっと点が取れた。10点はいけたね。日本の人のための試合だったよ」と話した。

 後半から途中出場した乾貴士豊田陽平が代表初ゴールを挙げ、結果を残したが、「この試合では評価できないよ。比べちゃったらブラジル戦(0−4で敗戦)に出た選手が損だね」とコメント。「今日の試合だとアンカーはいらないよね」と、戦術面についても触れている。

 同試合では先発のうち10人がブラジル・ワールドカップに出場した選手となったが、「ザッケローニの遺産を使ったね。今までのは何だったのかな。使うならブラジル戦で見たかったよ。今日の試合で一番喜んでいるのはザッケローニなんじゃない?」と笑う。

 18日はアジアカップの開催国であるオーストラリアとの対戦になるが、「アギーレはこのメンバーを先発させるんじゃないかな。じゃないと(代表に)戻した意味はない。大会に向けて、メンバーを固めないといけない」と展望している。