一瞬で水分を吸収してしまう洗濯も手入れも不要なバスマット「soil BATH MAT light」
お風呂のバスマットといえば毎日使用する生活必需品ですが、洗濯が面倒だったりそもそもどれくらいの周期で洗濯すれば良いのかイマイチ分からなかったりするもの。しかし、手入れを怠っているとカビが発生してしまい衛生的によろしくないことになったりするので、絶対に洗濯は欠かせません。そんな煩わしいバスマットの手入れをすべて不要にしてしまえるのが「soil BATH MAT light」です。布製のバスマットでは考えられないレベルの吸水力を発揮して水分を一瞬で吸い取るので使用時はいつでもサラサラ状態、さらに置いておくだけで自然に乾燥してしまうのでカビも発生せずいつでも清潔に使用できる、という優れものとのことなので実際にどんな使い心地なのか使ってみました。
http://soil-isurugi.jp/product/detail/bathmat_lt.html
かなり巨大なダンボール箱が到着。
箱を開けると中に「soil BATH MAT light」が入っていました。
これが「soil BATH MAT light」。
サイズは縦425mm×横575mm×薄さ9.5mm。
一緒に入っている注意書きや説明書はこんな感じ。
「soil BATH MAT light」は、植物性プランクトンの化石を焼成した珪藻土(けいそうど)という材料と紙でできた、自然素材製のバスマットです。自然素材を使っているので肌の弱い人でも安心して使用できる、というのもポイントのひとつ。
建物の壁や床などをこてを使って塗り仕上げる「左官」の技術で「soil BATH MAT light」は作られている、とのこと。
手入れの必要は特になく、洗剤で「soil BATH MAT light」の表面を洗ったりすると逆に表面に空いている小さな穴が詰まり、吸水力の低下につながるので絶対にやらないように注意しましょう。なお、吸水力が落ちてきた場合は表面を紙やすりで削ると、吸水力が回復するそうです。
というわけで早速袋の中から取りだした「soil BATH MAT light」とご対面。素材には着色など一切行われておらず、カラーは全てベージュのようなこの色になっています。
表面には「soil」のロゴがあり、「soil BATH MAT light」の場合はこのロゴがある面を上にして使用します。
表面はツルツルではなく、少しだけザラッとした感じ。目には見えませんが、この表面には無数の穴があり、その穴により「soil BATH MAT light」は抜群の吸水力を発揮してくれるわけです。
触ってみると少しだけザラついており、見た目も触り心地も完全に土であることが分かります。なお、初めて開封した際は、指に少しだけ白い粉(珪藻土)がつくので、洋服などにつかないように注意。
エッジ部分は面取りされており、素足で乗っても素肌を切らないように配慮が施されています。
なお、「soil BATH MAT light」は非常に薄く、厚さはなんと9.5mm。
「soil BATH MAT light」をいろいろな角度から見たり触ったりしても、「本当にこんな板がバスマット替わりになるのか?」という不信感しか出てこないので、「soil BATH MAT light」に霧吹きで水を吹きかけることで、その吸水力を試してみました。
「soil BATH MAT light」に水を吹きかけるとこうなる - YouTube
驚くべきことに、霧吹きで吹きかけた水は一瞬で吸水されてしまい、表面は一瞬でサラサラ状態になってしまいます。水濡れの跡が表面に少しだけ残るのですが、この跡も10分程度で消えてしまいました。
水濡れで色が変色している部分を触っても、表面はサラサラで指に水分がつくことは一切ありません。
初めて目にした際の率直な感想は、「果たしてこんなバスマットがしっかり機能するのか?」というものでしたが、その吸水力をまざまざと見せつけられ、「これならバスマットとして使用できるのでは?」という感覚がわき起こってきます。
◆実際にバスマットとして使ってみた
吸水力がかなり高いことが分かったところで、実際にバスマットとして使用してみることに。そもそもお風呂上がりなどは体中についた水分がバスマットに落ちるので、瞬間的な吸水力だけでなく大量の水分を吸収できる必要があるわけですが、
「soil BATH MAT light」を配置するのはココ。
こんな感じに「soil BATH MAT light」を配置しようと思っていたのですが……
注意書きに「床下収納・マットなどの上でのご使用はお避けください」とあるように、凹凸がある場所に置いて使うと本体がパキッと割れてしまうそうです。初めは「この床下収納の上にマットでも敷いて、その上にsoil BATH MAT lightを置けば割れることもないだろう」と考えていたのですが、実際にその上に足で乗ってみると、「ミシッ」という嫌な音が鳴ったので、急遽他の置き方を考えることにしました。
そんなわけで、クッション性のあるマットを敷き……
その上にすのこを置き……
さらにその上に「soil BATH MAT light」を載せる、という三段方式を試してみました。
実際に素足で乗ってみるとこう。安定感も抜群で「soil BATH MAT light」に変な負荷がかかっている様子もなかったので、このまま使用してみることにします。
そんなわけで早速お風呂上がりに「soil BATH MAT light」を使用してみました。お風呂上がりは体中がびしょ濡れになるので、「soil BATH MAT light」は大量の水分を吸収する必要性に迫られるのですが、全く問題なく水気を吸収しまくっています。
お風呂上がりに「soil BATH MAT light」を使うとこうなる - YouTube
大量の水分を吸収したあとは、こんな具合に足跡が残ったりします。
しかし、このあとを指で触っても全く濡れておらず、連続でバスマットを使用したりしてもバスマットが濡れていて気持ち悪い、ということにはなりません。
実際にしばらく使ってみた感想としては、本当に一瞬で水気を吸収してしまうのでバスマットとしては非常に優れている、というもの。ひとり暮らしでバスマットの手入れには全くと言って良いほど感心を持っていない、という人物が使えば、まったく手入れをしなくともお風呂場を清潔に保てるので確実に「買って良かった」と思えます。また、水分を一気に吸収していく様子は見ていて楽しいので、お風呂嫌いな子どもも興味を示してくれそう。「冬場は表面が冷たい」というクチコミもあったのですが、現在のところは特に足元が冷たいと感じることはありません。見た目は無機質ですが、珪藻土は保温性にも優れており触った感覚もヒヤっとするような素材ではないので、専用カバーを取り付けたりはせず、そのままの姿で使って吸水する瞬間を目で楽しみながら使いたいです。
なお、かなりの吸水力を誇る「soil BATH MAT light」ですが、短い時間の内に何度も連続で使用していると吸水力が低下してしまうので大家族(特にお風呂の時間が短くびしょ濡れのままバスマットに飛び乗ってきそうな子どもがたくさんいる家族)のお風呂場で使用されるとなると多少心許ないかもしれません。ただし、バスマットとして使用できないレベルかといわれればそこまでではなく、数時間あるいは1日経てば吸水力は元通りまで回復するので、1人暮らしはもちろんのこと3、4人家族でも問題なく使えそうです。
「soil BATH MAT light」に使用されている珪藻土は吸水性に優れているので置いておくだけで自然に乾燥してしまうのですが、時々風通しの良い場所で陰干しすると、カビ発生の予防につながりより良い状態を維持できるそうです。なお、推奨されているのは夏場は7〜10日、冬場は3〜4日に一度の陰干しで、天日干しは本体の反りの原因となるのでNGとされています。
なお、「soil BATH MAT light」はAmazonにて税込8100円で購入できます。
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