男性の脳さえ知れば、生返事にもイライラしない!

写真拡大

彼氏がテレビを見ていたり、ゲームに熱中していたり、何かに集中しているときに声をかけると生返事が返ってきてしまうこと、よくありますよね? こんなとき「返事くらいできるでしょ」と女性ならつい思ってしまいますが、それには男性の脳に理由があるからなのだとか。

男性と女性の脳の違いをご紹介します。

■男性と女性とでは、脳の使い方が異なる

男性と女性の脳の大きな違いは、言語能力の部分。女性の脳は耳で聞いた言葉を理解する「感覚性言語中枢」の神経細胞の密度が男性よりも高く、また心に浮かんだ言葉を話すときに使う「運動性言語中枢」についても、男性は左脳だけを使うのに対して、女性は左右両方を同時に使うことが多いのだとか。

また女性と男性では左右の脳をつなぐ脳梁の形状に違いがあり、女性の場合、脳梁の後方部分が球状に太くなっているのに対して、男性の場合は膨らみが少ないのだそうです。

これらの男女の脳の違いは、男女の情報処理能力の違いとなってあらわれることがあります。例えば女性は左右両方の脳を同時に使い、物を見たり話したりすることができるため、細かいことにも気づいたり、きめ細かく物事に対応したりすることができますが、男性の場合は話すときは主に左脳しか使わないことが多いため、きめ細かく物事を見たり反応したりすることができないことがあるようです。

つまり女性が話しかけて生返事してしまうというのは単純に「ウザい」というのではなく、作業に没頭していたり集中していたりして単純にきめ細かい反応ができないという可能性があるのです。

■女性にも男性脳を持つ人はいる?

ただし「だから男って……」と思うのは早計かも? 実はこの男性・女性の脳の違いはいつ形作られるのかがまだよくわかっておらず、産まれたときの性差によって決定づけられることもあれば、出生後のホルモンの影響で大きく変わってくることもあるのだとか。

そのため女性にも男性と同じような脳を持つ人も、またその逆もあるようです。

■生返事はするけれど、それは他のことに能力を使っているから?

男性の脳と女性の脳には言語能力以外にも違いがあり、一般的に男性の方が空間認知力が高いと言われています。物を多角的な方向からとらえて、違う角度や視点を導き出すことができるのは男性の方がうまいのだとか。男性が客観的に物事をとらえ、分析することが得意なのはこの能力によるものなのかもしれません。

女性が声をかけたときに機敏には反応できなくても、その男性の行動に対して女性が怒ったときには「なぜ怒ったんだろう?」と多角的に物事を見て理解しようとしてくれるのが男性です。その瞬間は思うように動いてくれなくても、「理解してほしい」という態度を見せていれば、後からリカバリーしてくれるのが男性。

生返事をされてもあまりカッカせず、広い気持ちで見守りましょう。

男性と女性の違いはわかれば「なるほど」と思うことも多いもの。違いがわかれば、男性が生返事をしてもイライラせずにすむかもしれません。彼の態度にムッとすることがあっても、ぜひ広い目で見守るようにしてみてくださいね。