メモリアルグッズであり、ぐずり泣き対策にも役立つ。

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包丁で何かを切る際に台所から響く「トン、トン、トン」という音、心地良いですよね。あと、川のせせらぎの音も大好物。アルファ波が出ているのでしょうか。あのサウンドを嫌いな人って、あまりいないと思います。
ところで唐突ですが、赤ちゃんは母のおなかの中で聴いていた音に安らぎを感じるらしいですよ。

というわけで、こんなアイテムをご紹介しましょう。タカラトミーが5月22日に発売した『ママのおなかの音メモリー』は、ママのおなかの中の音を保存しておけるメモリアルグッズ。
使い方は、簡単。妊娠中に子機をおなかに当て、ハート型の録音ボタンをプッシュ! するとおなかの中の音や周囲の人が話している声など、赤ちゃんがおなかの中で聞いている環境音を約30秒間(8回分)録音し、保存できます。
「最近は、少子化、晩婚化、晩産化が進んでおり、妊娠がより特別になりつつあります。そんな中、『マタニティ・ライフを楽しみたい』という需要の高まりを感じたのが、開発のきっかけです。マタニティフォトなど妊婦さん向けのサービスの人気も年々高まっており、妊娠中にしかできないことを考えました」(タカラトミー・担当者)
3Dや4Dエコーなどの写真・映像をメモリアルとして残す人が多い昨今、同社は「音」に着目。確かに音保存のニーズ、空き家であり金脈かもしれないです。

でもこれって、手持ちの録音機器じゃ難しいのかしら。レコーダーだったり、マイクをおなかに当てての方法より鮮明に録音できる?
「鮮明に録音できるというより、鮮明に再生できます。おなかの音の特徴である低音がよく響くよう、スピーカーの仕様にこだわりました」(担当者)

さて、この録音した音はどうしましょう……?
「お子さまの誕生を心待ちにされながら、音を録音して楽しんでいるという声が多いです。また、“ぐずり泣き対策”になるかもしれないとの期待も大きいようです」(担当者)
前述の通り、赤ちゃんは“おなかの中の音”に安らぎを感じます。外に出てくると不快や不安になることがいっぱい! 生まれたばかりの赤ちゃんは泣いてしまう。そんな時に“おなかの中の音”を聞けば、生まれる前の至福の頃を思い出して落ち着くそう。だからこそ、ぐずり泣き対策に有効なのです。
「おなかのいろんなところを録音し、赤ちゃんが不安がっている時に聞かせてあげるといいですね」(白梅学園大学学長・汐見稔幸先生)
録音した音を内蔵メロディ(「モーツァルトの子守唄」など6種)とミックスし、オリジナルの子守唄を聞かせることもできるそうです。

でも、本当に泣き止むのかなぁ? と半信半疑の方、同商品の公式サイトにてぐずり泣きが収まる赤ちゃんの動画が公開されているので、ご覧ください。
すごい。魔法みたいに泣き止んだ! っていうか、かわいいなぁ。
※効果には個人差があります

そんな『ママのおなかの音メモリー』は、玩具専門店、ベビー量販店、インターネットショップ等で購入できます。価格は6,980円(税抜き)。

「音」にフォーカスを当てたこのメモリアルグッズ、子育てツールとしての新定番となるかもしれませんね。
(寺西ジャジューカ)