レストラン タテル ヨシノ 芝 ランチコースより

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居酒屋デートもいいけれど、ときには高級レストランで洒落たデートも楽しみたいもの。ただ、どんなにレストランが素敵でも、相手の立ち振る舞いがスマートじゃなければ幻滅。テンションもダダ下がりだ。

逆もしかり。スキー場で恋に落ちる“ゲレンデマジック”があるように、オシャレなレストランではいつもより異性を素敵に感じる“レストランマジック”もあるだろう。実際、30〜50 代の男女600 名を対象にした調査では、約2人に1人が「レストランマジック」にかかった経験があると回答(※ジャパン・レストラン・ウィーク実行委員会「飲食店の利用実態調査」)。意中の相手をレストランマジックにかけて、好感度を上げるのも夢ではなさそうだ。

具体的にどんな立ち振る舞いをすれば、好感度が上がるのか? 同調査で上位にランクインしたのは、男女共に「話しやすく、会話が弾む」「美味しそうに食べる」「店員への接し方が丁寧」といった意見。逆に、好感度が下がる理由としては、「気配りが見られない・気が利かない」「音を立てて食べる」「店員に横柄な態度を取る」などが挙げられた。

この結果を見ると、店員さんへの接し方次第で、好感度はアップもダウンもすることがわかる。よく、車の運転にはその人の本性が出るというが、個人的にはレストランでの店員さんへの態度にも無意識のうちにその人の本性が表れる気がする。ほかに、好感度を下げる理由として女性側から多くでたのは、「料理やお店の“ウンチク”を話し続ける」や「声が大きすぎる」。ウンチク好きの男性は要注意かも!?

それでは、お店の人から見てステキな振る舞いとはどんなものだろうか? フレンチの名店「レストラン タテル ヨシノ 芝」の濱田マネージャーによれば、
「外国のお客様は特に、サービスの度に“Thank you”、“Merci(仏語:ありがとう)”と感謝の言葉をくださります。ほんの少しの気遣いですが、とてもスマートに感じます。また、高級なレストランでは、ご入店時にサービスマンより“こんにちは”“こんばんは”とご挨拶させて頂きますが、それにきちんと返答できる方はパートナーの方にもかっこよく映るのではないでしょうか」
簡単なことだが、できる人は意外と少ないというから、ぜひ実践したい。

また、自分の懐具合を考慮して食事を楽しむことも大事。
「ワインリストを見ながら金額を指して、“これくらいものを〜”と指定される方は、やはりレストランの楽しみ方をご存じだなと感じます。無理をしすぎるとお食事が楽しめませんからね」

同調査では、お店選びや予約は男性にリードしてほしいという意見が多数。特別なシチュエーションなら、予約の際にサプライズを仕込んでおくのもいいだろう。濱田さんいわく、
「お花やプレゼントの事前お持ち込みをご希望されるお客様が多くいらっしゃいます。また、プロポーズをされるお客様で、お皿に指輪をのせ、蓋をかぶせた状態でお持ちするようにご依頼頂くこともございます」
おお、まさにドラマのようなシチュエーション! ほかにデザートのプレートへメッセージを依頼されることも多く、大切な言葉をプレートに託す人も多いそう。ただ、一番肝心なところは自分の言葉で伝えたほうが、相手の気持ちに届くかもしれない。

同調査は、現在、全国7エリア13都市で開催中の食のイベント「ジャパン・レストラン・ウィーク」に合わせておこなわれたもの。同イベントは、厳選された名店や実力派レストランで、期間限定の特別メニューをリーズナブルに楽しめる企画で、年に2回開催。9回目となる今回は参加店舗約400店。ランチ は2,000円または3,000円、ディナーは5,000円または7,000円の定額料金(※いずれも税・サービス料別)で、期間は8月6日(水)まで。この機会に、プレミアムレストランデビューを飾ってみては?
(古屋江美子)