ナレッジキャピタルで、知らなかったさまざまな妖精たちに出会えちゃう!?

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髪の毛を触ってると、たまに玉結びになってる毛に気がつく。もちろん玉結びにした覚えなんてないし、いつなったのかも分からない。また、綺麗にしまったはずのイヤホンコードが、ぐちゃぐちゃに絡まってカバンから出てきたり……なんてこともある。
こんな現象は、「妖精のイタズラだ!」だとかと言われることもあるけれど、一度は、髪の毛やコードを絡ませて遊んでいる小さくて可愛い彼らを見てみたいものだ。きっと悶絶するほど可愛いはず……!

ちなみに、妖精が小さくて可愛くて美しくてちょっとイタズラ好きで……という共通イメージ、そんな妖精のイメージを決定づけたのは、16世紀のシェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」だそう。「ピーターパン」のティンカーベルなんかも、まさにそんな印象だ。

■妖精と文化や風習の関係って?
このように、どこか現実に夢を与えてくれる妖精という存在。妖精は、人間のイマジネーションと、その地方の風俗や風習、宗教や自然などが融合して生まれてくるものだ。例えば、イギリスの子どもはトゥース・フェアリー(歯の妖精)が抜けた乳歯をコインやプレゼントにかえてくれると信じているという。抜けた乳歯は、枕の下や小さなかわいい妖精つきのトゥース・フェアリー・ボックスに入れておくそう! 親は子供が寝静まった際にコッソリとプレゼントやコインを忍ばせておくというから、トゥース・フェアリーはどこかサンタクロースと似ている部分もあるのかもしれない。

■妖精づくしのイベントが開催中!
そんな文化的背景をも読み解くことのできる妖精。もっといろいろなことを知ってみたくはないだろうか? そんな方にぴったりの妖精イベント「Fairy in ナレッジキャピタル 夏の夜の夢」が、ナレッジキャピタル(グランフロント大阪北館)で開催中だ。なにからなにまで妖精づくしのこのイベントに参加すれば、妖精が羽ばたいているのを感じられるようになるかもしれない……!?

今回のイベントでは、妖精のさまざまな種類や形、食べ物、着ている服等、妖精の文化や風習を知ることができる。
例えば、妖精たちの食べ物。アイルランドに伝わる妖精たちの特徴を記載した「妖精紳士録」という辞書のような本があるのだが、これによると、妖精はネズミのヒゲや夜露、キノコや粗挽き粉などの自然食を食べているらしい。妖精自ら粗挽き粉を使ってビスケットやケーキを作ることもあるそうだ!

このイベントでは、そんな妖精の大好物をぎゅっとつめこんで魔法をかけたようなスペシャルなスイーツが用意されている。ただし、人間が妖精たちの食べ物を食べると、妖精の召使いにされてしまうそうという言い伝えがあるから、ネズミのヒゲはチョコレートに、夜露はブドウゼリーに……といった具合に変換してくれている。甘酸っぱくてみずみずしいスイーツを食べれば、妖精の気分を楽しめるかも!

また、グリムやアンデルセンなど、フェアリーテイル「昔話」にまつわる展示、1917年に2人の女の子が撮影した妖精の写真を、コナン・ドイルが世界に広めた「コティングリー事件」の真相などを紹介したコーナーも。著名人による妖精ワークショップもあるので、見逃さないように事前申込みをするのがオススメだ。

現実的な物事からイマジネーションが広げられ、「心のゆとり」にもつながっていくかもしれない妖精の存在。異文化に対して広い視野で接するきっかけにもなるかもしれない。イベントは18日まで。ぜひ妖精たちが待つ会場に足を運んでみては?

■Fairy in ナレッジキャピタル 夏の夜の夢
会場:ナレッジキャピタル(グランフロント大阪北館)/メイン会場:アクティブラボ3F
日時:2014 年7 月18 日(金)まで。10:00〜20:00 ※会場により開催時間が異なります。
ワークショップ:「妖精にまつわるクラシックミュージック」7月15日(火)14:00〜(約90分)事前申し込みはこちら から