厚生労働省が発表した2012年度の特定健康診査の実施状況によると、診査実施率は46.2%で前年比1.5ポイント向上した。また、2008年を基準としたメタボリックシンドロームの減少率は1.34%となったことが分かった。

 2012年度の特定健康診査の対象者数は約5281万人、受診者数は約2440万人で審査実施率は46.2%だった。前年に比べ1.5ポイント向上した。

 診査を受けた人のうち、生活習慣の改善が必要とされる特定保健指導の対象者になった人の割合は17.7%。対象者のうち、特定保健指導を終了した人の割合(特定保健指導実施率)は16.4%。前年に比べ1.4ポイント向上した。

 特定保健指導実施率を年齢別に見ると、40〜44歳が13.5%と最も低く、45〜64歳までは大きな差は見られないが65歳以上は相対的に高い。

 男性の実施率は16.4%、女性の実施率は16.2%。2008年度〜2011年度と同様に、男性は65歳以上が65歳未満と比較して、女性は60歳以上が60歳未満と比較して相対的に高い。

 特定保健指導の対象者の基準の元となるメタボリックシンドローム該当者は14.5%、その予備群は11.9%となった。国が医療保険者に対してメタボリックシンドロームに着目した健康診査・保健指導を義務付けた2008年を基準とした減少率は1.34%となっている。

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