Google、リモコンやスマホなどから操作できるテレビ「Android TV」を発表！今秋に登場予定――ソニーやシャープなどがパートナーに

2014年6月26日 7時25分

Googleが「Android TV」を発表！SONYやSHARPから今秋以降に発売へ

Google（グーグル）は25日（現地時間）、米・サンフランシスコで開催した開発者イベント「Google I/O 2014」のKeynote（基調講演）にてリモコンだけでなく、スマートフォン（スマホ）やタブレットなどで操作できるテレビ「Android TV」を発表しています。

今秋にリリースされ、テレビに組み込まれている製品のほか、セットトップボックス（STB）やゲーム機としても登場する予定だとのこと。

また、パートナー企業にはNVIDIAやMediaTek、Qualcomm、Intelなどチップセットメーカーのほか、日本企業からはソニーやシャープといったテレビメーカーが名を連ねており、2015年モデルのソニーとシャープのスマートテレビはすべてAndroid TV搭載となるとしています。

基調講演はGoogleのAndroid, Chrome & Apps担当でSenior Vice President（上級副社長）であるSundar Picahi氏が進行役を務め、AndroidのDirector of EngineeringであるDave Burke氏が登壇して説明しました。

Android TVは現在販売中のテレビにHDMI端子で接続するスティック型デバイス「Chromecast」のようにスマホなどからも操作できるテレビです。

Android搭載のスマホなどと同様にホームボタンが搭載されており、テレビ放送をバックグラウンドで流したまま、滑らかに動作するカードユーザーインターフェース（UI）で非常にシンプルに操作でき、コンテンツやアプリを利用しやすくなっています。

音声入力機能「Google Voice」のように声で操作し、好みの番組や俳優などを検索し、ローカルや放送、Webコンテンツなどを串刺しで検索して、関連する情報や番組を並べて表示できるということです。

例えば、基調講演におけるデモでは「映画『◯◯』で△△を演じたのは誰？」といった質問に対して回答する形で自然に検索できるといったことを行っていました。

操作はリモコンのほか、スマホやタブレットだけではなく、Android Wear搭載のスマートウォッチでも行えます。

一方、以前にGoogleが販売していたSTB「Google TV」との違いはゲームプラットフォームにもなっており、スマホなどで遊んでいるゲームをAndroid TVでもプレイでき、オンラインマルチプレイも可能となっています。特に、タブレットではタブレットにも同じ画面を表示して任天堂の「Wii U」のような大型ゲームパッドとしても利用できるようになっています。