厚生労働省がまとめた2013年度の障がい者の職業紹介状況によると、ハローワークを通じた障がい者の就職件数が4年連続で過去最高を更新したことが分かった。

 障がい者の就職件数は、前年度比14.0%増の7万7883件となった。就職率は、同3.7%増の45.9%で4年連続で上昇した。
 
 障がい種別にみると、身体障がい者2万8307件(前年度比6.5%増)、知的障がい者1万7649件(同10.1%増)、精神障がい者2万9404件(同23.2%増)、その他の障がい者2523件(同35.9%増)となっている。精神障がい者が身体障がい者を初めて上回った。

 産業別にみると、医療,福祉(2万4393件)、卸売業,小売業(1万888件)、製造業(1万624件)の就職件数が多かった。

 昨年4月から、企業の障がい者の法定雇用率は1.8%から2.0%に引き上げとなり、義務付けの対象となる企業は従業員56人以上から50人以上に広がっている。

企業の障がい者雇用が過去最高、精神障がい者33.8%増
「失業なき労働移動」へ 雇用ルール見直し
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