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あなたはSNSを利用しているうえで「あんなこと書いて、他の人に嫌だって思われないかな……」「いいねやコメントを気にするの、疲れちゃった……」と思ったことはありますか?

それっていわゆる“SNS疲れ”。「SNSなんて、疲れるほどやらなきゃいいでしょ?」と思っていても、ついつい気にしてしまいますよね。

しかし、それって、女性特有の悩みなのかもしれません。

総務省が発表した「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」で、「ソーシャルメディア利用の負担感」に女性と男性で大きく差が出ていることがわかりました。

 

■「SNSを負担に感じたことはない」という人は男性過半数に対して、女性はわずか3人に1人。

「自分が書いてしまった内容について、あとからあれで良かったかなどと悩む」と答えた人は、男性が18%だったのに対して、女性は34%と、3人に1人以上が「悩む」と回答。「自分の書いたメッセージに反応がない」ことにストレスを感じると答えた人は男性が12%程度だったのに対して、女性は20%を超えるなど、総じて男性より女性のほうがSNSの利用になんらかの精神的なストレスを感じていることがわかったのです。

逆に「利用していて負担を感じることはない」とポジティブに答えた人は男性が51%と過半数に達したのに対して、女性は35%と、3人に1人程度。女性のほうがSNSとの付き合い方が下手のようです。

 

■自分に共感してくれているかを確かめたくなる女性たち

では、なぜ女性はこれほどまでにSNSに振り回されてしまうのでしょうか? 以前「男がLINEで顔文字やスタンプを使わないワケって?」でもご紹介したとおり、「女性は共感を大切にする生き物である」と言われています。相手が悲しい時には一緒に悲しみ、自分がうれしい時には相手にも喜んでほしいのだとか。

自分と共感してほしいために、自分と同じ気持ちになってもらっているか、SNSでのコメントやいいねの数、なんて書いてあるかをついつい心配してしまうのしょうね。

 

SNS依存から脱却するにはリアルを充実させるしかない!?

楽しいSNSも、振り回されてストレスに感じてしまってはもったいないですよね。また、振り回されている女性を見かけて簡単に「なら、しなきゃいいじゃん」と言ってもなかなか難しいかも。

同調査ではネットの利用時間が減った女性の約半数が「現実社会が忙しくなった」と答えています。SNSをつい開く暇もないほど没頭できる現実社会を見つけるしか、SNS依存からの脱却はないのかもしれません。