義父母の「アポなし来訪」を事前に防ぐための根回し9パターン
こちらの都合などお構いなしに、いつも突然訪ねてくる義父母…。イライラを隠して笑顔で応対するばかりでは、事態の改善は望めないかもしれません。そこで今回は、20代から40代の既婚女性500名に聞いたアンケートを参考に「義父母の『アポなし来訪』を事前に防ぐための根回し」をご紹介します。



【1】先手を打って、「来訪希望日」を申し出ておく
「前回の襲撃からひと月。そろそろ来るなと感じたら、日にちを決めて、あえて呼びます」(30代女性)というように、こちらが訪問をコントロールすれば、「不意打ち」は防げそうです。向こうの提案を許可するのではなく、「お誘い」の形にすると、日時の指定や頻度に関して主導権を握りやすくなるでしょう。


【2】「せめて数日前には連絡を!」と、夫から言ってもらう
「『いきなり来ないよう、対策を講じて』と夫に丸投げした」(20代女性)というように、嫁からだと角が立つような要望も、息子である夫が言えば、受け入れてもらいやすいかもしれません。「俺はどっちでもいいんだけど」と夫が渋るなら、「私の親にも、突然あなたを訪ねてもらおうか?」と脅してみましょう。


【3】「こまごまとした用事が多くて」と、留守がちを印象づける
「電話が来てもあとから折り返して、多忙ぶりをアピール!」(40代女性)というように、「急に来られても歓待できない」と普段から匂わせておくのもいいでしょう。こちらの状況を察知できていないようなら、「PTAの役員に選ばれて…」などと具体的な事情を示すと、ピンとくるかもしれません。


【4】「いらっしゃるなら、娘のお昼寝をずらせたのに」と、事前連絡のメリットを知らしめる
「孫に会いに来たのに、当の息子はサッカーの練習へ。『予告なしで来てもダメね』と義母も痛感したみたい」(30代女性)というように、いきなり訪ねたために目的が果たせなかったとなれば、次からは行動を改めてくれるかもしれません。「教えていただければ、楽しみにお待ちできます」と言い添えて、連絡を徹底させましょう。


【5】「共通の趣味でもお持ちになっては?」と、ほかに楽しみを見いださせる
「以前は頻繁だったけど、二人で山歩きを始めてからはご無沙汰です」(30代女性)というように、暇を持て余して遊びに来ている様子なら、義父母が熱中しそうな活動を紹介すると、足が遠のくきっかけになる可能性もあります。ハードルの高い対処法ですが、うまくはまれば、根本的な解決につながるでしょう。


【6】「予定外だとペースが乱れて…」と、迷惑だとやんわり伝える
「『来客があると、家事に手が回らなくて…』と、無能な嫁のフリで困惑してみせた」(20代女性)というように、「アポなしで来ないで!」という本心を、遠回しな表現で伝えるのも手です。余計な摩擦を生じさせないよう、低姿勢を保ちながら、慎重に言葉を選びましょう。


【7】「どうぞ」と迎え入れたあとは、最低限のおもてなししかしない
「『衣替えの最中なので』と別室にひきこもって、義母を小一時間放置。別に無視してたわけじゃないし、忙しさは伝わったはず」(40代女性)というように、自分のペースを貫き通す、度胸の据わった嫁もいます。ただし飲み物ぐらいは出すなど、多少はお客さん扱いしないと、「喧嘩売ってるの?」と思われてしまうでしょう。


【8】来訪されても、「これから出掛ける」とすぐ帰ってもらう
「『すみません、もう家を出ないと』と嘘をついて、玄関先で追い返しちゃいました」(20代女性)というように、場合によっては家に上げることすら許さない、強硬手段もあるでしょう。丁重に謝りながら、「今度はぜひ、前もってお知らせください」と付け足せば、「訪問自体は歓迎です」というポーズを守れそうです。


【9】居留守を使い、「突然来ても無駄足を踏む」と学習してもらう
「申し訳ないけど、チャイムを無視。週2では多すぎます」(30代女性)というように、「事前に連絡を」とお願いしても、一向に聞き入れてくれないなら、思い切って知らん顔をしてもいいかもしれません。心を鬼にして、何度か「空振り」を体験させれば、気まぐれな来訪を自粛してくれそうです。


こちらの迷惑を顧みない義父母には、ときには演じたり嘘をついたりして、上手に立ち回るしかなさそうです。良好な関係を長続きさせるためと割り切って、根気よく働きかけましょう。(安藤美穂)


【調査概要】
期間:2013年6月8日(土)から12日(水)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の既婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査