ウナギに負けないほどスタミナが付く「どぜう定食」を食べてきました
夏にスタミナを付けるために食べる料理といえばうなぎが有名ですが、うなぎに負けないほどスタミナが付くと言われているのがどじょうです。どじょうは江戸の郷土料理として親しまれていましたが、今では食べることが少なくなっています。そんなどじょうを専門に扱う珍しい「駒形どぜう」というお店が浅草にあるとのことで、さっそくお店に行って食べてきました。
駒形どぜう|どぜう料理・くじら料理
http://www.dozeu.com/
柳の下の泥鰌(どじょう)ということわざがあるように、お店には柳の木が植えられています。
店内はお酒を飲みながらどぜう鍋などを楽しむ人で7〜8割くらいの客入り。
メニューを開くと「どぜうとお酒のお話」が挟まっています。どじょうに合ったお酒を提供しているとのことですが、今日は仕事中なので我慢。
メニューはどじょう料理以外にも「くじら料理」や「柳川なべ」などが提供されており、幅広いメニュー。
どぜう鍋のどじょうは下ごしらえの際に、どじょうにお酒をかけて臭みを取り、甘味噌仕立ての汁で一度煮込んだどじょうを使用しているとのこと。今回は昼のサービス定食で「なべ定食(税込2600円)」を頼んでみます。
注文するとすぐに七味・山椒などの薬味・ねぎが運ばれてきました。
お新香・どぜう汁・田楽と次々料理が運ばれて、なべ定食が一式そろいました。
店員さんに「どぜう汁」から飲むようにオススメされたので、どぜう汁を飲んでみることに。見た目は普通の味噌汁ですが……
そして、ごぼうが入っています。食べてみると甘めの味噌がどじょうの少し苦味のある滋味と良く合っており、コリコリとしたごぼうの食感もグッド。
やや甘めの味噌に辛さが加わり、甘く辛いメリハリがついた味わいに。もちろん七味はお好みで入れるものになりますが、甘い味噌との相性はかなり良さげ。
こんにゃくに柚の香りがする甘めの味噌の味が良く合っています。定食のメニューながら、かなりお酒に合いそうな一品。
どぜう汁・田楽を食べているうちに、どぜう鍋のわりしたがどんどん減っています。すかさずわりしたを足すことに。
醤油・みりんなどで作られたわりしたは東京風の甘辛い味付けになっており、ごはんやお酒にあいそうな作り。食べている最中もどじょうはずっと煮込まれているので、時間が経つごとに、わりしたの味がどじょうに染みこみます。
もちろん煮込んだ甘いねぎとの相性も抜群で、ごはんが何杯でもいけそうな味。
七味をたくさんかけると、もつ煮込みのような見た目になってしまいました。
わりしたの甘辛さ・どじょうの滋味ある味と微かな苦味・七味の辛味や風味が抜群のコンビネーション。
これは「白ごはんと一緒に食べるしかないだろう!」ということで、なべ定食のごはんと一緒に食べてみます。
どじょうの甘辛さとごはんの相性が抜群。どじょうは油分が少ないので、もたれるようなことも無く、後をひきます。
どじょうを抜きにしてねぎのみで食べてもいい感じ。わりしたとねぎが減ったら、すかさず追加、という無限ループで何度でもごはんが食べられます。
スタミナ料理というとゲテモノ料理っぽい料理が多いですが、特に強いクセが無く、スタミナが付きそうな料理なので、夏バテ気味の人にオススメです。