柴田が11年ぶりに4強入り

 柴田が7回コールドで宮城農を下し、準決勝進出を決めた。

 0対0で迎えた3回、柴田がエラーをきっかけに3点を奪った。この回、先頭の8番・平間翔が相手セカンドのエラーで出塁し盗塁。一死二塁で、1番・新山博希がタイムリーを放って先制すると、2番・葛西健人もレフト前ヒットで続いた。

 さらに二死一、二塁と続くチャンスで4番・宗片直輝がライト前に弾き返し1点、エラーも重なり一走・葛西もホームへ。5回には一死から3番・鈴木勝也が右中間への二塁打で出塁すると、4番・宗片がセンターへタイムリーを放った。柴田は6回も相手のエラーが重なった上、ヒットも絡めて3得点。宮城農のエース・小野成一は7失点したが、自責点は1。4失策がことごとく得点に結びついたことが残念だった。

 柴田のエース・岩佐政也は3安打無失点。初回に一死から宮城農の2番・平野龍起にショート内野安打を許したが、その後、6回二死まで無安打投球を披露した。6回二死から1番・横尾亮汰にセンター前に弾き返されると、2番・平野がサード内野安打、3番・伊藤洸が四球で満塁とされたが、4番・真壁健之をサードゴロに打ち取ってしのいだ。

柴田は2002年に決勝に進んで以来の4強入りを決めた。

(文=編集部)