ケンタロウ 歩いた!妻が決意した「6月退院と自宅介護」
絶望的にも思えた彼の症状をいつも傍で支え続けてきたのが、妻の大谷マキさん(39)だ。この日も彼女は、スタッフと一緒にストレッチャーを押していた。だが、その表情には悲壮感などなく、どこか晴れやか。彼女は一緒に来ていたケンタロウの姉らと車に乗り込むと、都内にある別の病院へと向かった。「最終的な身体の検査を受けていたのでしょう。というのもケンタロウさん、実は来月末にも退院する予定なんだそうです!マキさんの喜びもひとしおでしょうね……」(夫妻の知人)
ここに至るまでには、マキさんの並々ならぬ努力があった。当初は夫の置かれた状況を受け入れることができず、精神的に追い詰められることもあったという。だが、彼女は泣き言を漏らすことはなかった。「当初、病院からは介護施設への入所を薦められていたそうなんです。でもマキさんは『高齢者が多い介護施設に(若い)主人が1人でいるのは可哀想。だから彼は私が自宅で看ます!』と申し出たそうです。自宅介護には特殊な電動車椅子や介護用ベッドも必要みたいで、彼女はその工面にも奔走していました」(前出・夫妻の知人)
自宅介護に向けて動き出したマキさん。そんな彼女の奮闘に応えるかのように、最近、ケンタロウは、ある“奇跡”を起こしていたという。「ケンタロウさんはリハビリの際、専門のスタッフに支えられながらですが、少しだけ歩くことができるようになったそうなんです!とは言っても、普段はベッドでの寝たきり生活であることは変わりありません。でも、以前なら考えられないほどの回復ぶりです」(前出・夫妻の知人)
今後は、訪問リハビリや月のうち一定期間を入院させるショートステイの受け入れ先が決まり次第、退院することになりそうだという。夫妻が夢見た退院の日は、もうすぐだ――。

