野太い声が大歓喜「プリキュアオールナイト」で500人がうおおおお!レポ
「真っ赤なハートは幸せの証!(パン!)熟れたてフレッシュ、キュアパッション!」
小松由佳(「フレッシュプリキュア!」キュアパッション役)の口上の間隙をついて、客席から軽い手拍子が入る。待ち構えてたというより、思わずからだが動いたって感じの「パン!」。「フレッシュプリキュア!」おなじみの変身ポーズだ。
女児向けアニメの「プリキュア」シリーズには、たくさんの大人のファンがいる。
「ふだん、劇場のはじっこのほうでそっと観てたみなさん、きょうはなにも遠慮することはないんですよ(笑)。思いっきりライトを振って、大声で応援してください!」
水沢史絵(「ハートキャッチプリキュア!」キュアマリン役)の呼びかけに応えて、客席に「うおおおお」とも「うひゃああ」ともつかない野太い歓声の渦(というか地鳴り)が巻き起こる。きょうは、テレビの前でひとりで送っていた声援を拍手を愛を、同志といっしょに思いっきり表現できる日。3月18日に公開された「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」の大ヒットを記念して、二年ぶり三回目の開催となったプリキュアオールナイト(前回のレポはこちら)。4月6日(金)の夜の9時から始発が動き出す翌朝まで、プリキュアづくしのカーニバルだ。新宿バルト9の会場を埋めつくした500人近いチケットは、今回も即日完売。
「みなさん、ミラクルライトはお持ちですか?(「うおおおー」と同時に客席に揺れるライトの波。それを見渡して)あれ? 子どもしかもらえないはずなのに!(会場笑)。おかしいぞー」
と、更に盛り上げる小松。そうなのだ。プリキュア映画といえばミラクルライト。ピンチに陥ったプリキュアたちを応援するためのミニライトが毎回映画のたびにつくられ、中学生以下の子どもにだけ配られる。それがきょうは、大きな子どもたちにも配られた。上映作品は5本、「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花」「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」「映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」。(書いてて気づいたけど、この日の上映作品すべての製作者インタビューをエキレビ!に掲載している〈下の関連リンク参照〉。合わせて読んでくださいね)
連続上映が始まる前に、歴代プリキュア声優8人が大集合のトークイベントが行なわれた。本名陽子(「ふたりはプリキュア」シリーズ/キュアブラック役)、樹元オリエ(「ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スター」キュアブルーム役)、三瓶由布子(「Yes!プリキュア5」シリーズ/キュアドリーム役)、小松由佳、水沢史絵、小清水亜美(「スイートプリキュア♪」キュアメロディ役)、福圓美里(「スマイルプリキュア!」キュアハッピー役)、生天目仁美(「ドキドキ!プリキュア」キュアハート役)が登場。
冒頭で紹介したキュアパッションのように、それぞれが順番に変身口上を披露したあと
「わたしたち、プリキュアオールスターズ!」
と、きょうのためのオリジナルという決め台詞を全員が叫ぶと、どよめきのなかに「ポウ!」という若干MJっぽい奇声もまじって会場のノリはのっけから最高潮に。8人のプリキュアが、それぞれの代について、プリキュアについて、オールスターズについて語る。事前にもらったリリースの予定時間を大幅に超えて繰り広げられた8人の熱いクロストーク40分を、ハイライトでお送りします。
●それそれの収録現場
生天目「ドキドキ!プリキュア」の現場はのんびりしてますね。ちょうど1クール分の収録が終わったところで、結束が強まってます。作品テーマでもある「愛」が深まってますよ。
福圓 スマイルはちょっと元気でうるさいくらいだったんじゃないかと思います。こないだ舞台挨拶のときにドキドキといっしょだったんですけど、うるさかったでしょう、ごめんなさいね。収録もテンション高かった。なんかの歌で踊り出したことあって、なんだっけかな、「ほっけの歌」(←何?)だったかな。
小清水 あ、でもスイート(の現場)でも、エンディング曲を豊口めぐみ(キュアビート役)さんと踊ってたことはある。
福圓 やるでしょやるでしょ?
小清水 収録ではおやつが多かったなあ。差し入れでいただいたりして。みなさんは?
三瓶 それは、伝統らしいよ。
小清水 え! レンコン!?
三瓶 伝統!!(笑)……だいじょうぶ?
小清水 えへへ、こんな感じでーす。
小松 踊るのも伝統みたいなもので、本格的にはフレッシュからですよね。専属振付師(前田健/カオルちゃん役)も共演されてたので、じきじきに習ってよく踊ってました。終わっても踊ってました。舞台挨拶でも踊りたいねーなんていってたんですけど、プロデューサーのNGがはいったりとか(笑)。
●こだわりもありました
樹元 どこのチームもそうだと思いますけど、うち(「ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スター」)はとくに仲が良かったかなーと思います。こないだも飲み会をしようっていったら12人集まったんですよ。
全員 すっごーい!
樹元 わたし自身が当時ド新人で、みなさんに持ち上げてもらったチームですね。敵チームも面白いかたがおおくて、みんなすごいアドリブを飛ばしてくるんですよ、毎回、え、これ台本にないのにすごい言ってるけどどう返せばいいんだっていうのが戦いでした。
小松 ですよねー、先輩のアドリブってどきどきしますよねー(共感して樹元と手を取り合う)。
水沢 うちはデザトリアンという敵キャラを毎回やられてる金田朋子さんというかたが……(この時点で会場笑)その先輩がいつもとても面白いことをされてました。
三瓶 「プリキュア5」でだいたいでもうるさい……じゃなくてにぎやかなのはレモネード(伊瀬茉莉也)だったかな。いちばん若かったんです。よく落書きをして「このキャラクターはどうですか、本編にどうですか!?」っていうプレゼンをしてて、大人がみんな、うん、そうだねーって(笑)。で、二年目で登場した朴ろ美さんの新キャラ(シロップ)を、あれはわたしのデザインだってずっと思ってたって。まあそんなことはなかった(笑)。
本名 最近は、こうやってみなさんにお会いする場で、先代様とか、ブラック先輩とか、けっこう敬われることが多くてですね(笑)、大人な感じでやってたんですけれども、初代チームはいま聞いてるといちばんふつうだったかなー。シリーズディレクターの西尾(大介)さんがいちばん子どもみたいなかたで、「うわーっ」って楽しくなってる西尾さんを囲んでみんなで和気あいあいとしてました。いちばん大人だったのはやっぱりほのほの(ゆかな/キュアホワイト、雪城ほのか役)。わたしが何をやっても、いつも「うん(ニコッ)」って目で諭されてました(笑)。こだわりもあるチームでしたね。どうせ飲むんだったらおいしいの飲みたいよねーってゆかなさんがアフレコスタジオにコーヒーメーカーを持ち込みまして。豆挽くところからのを(笑)。本番までに淹れ終わってないと、たまに(コーヒーメーカーの音を真似て)「コオオオオ」って鳴ったりするので、すごく気を遣ってました(笑)。
●水沢史絵はキュアマリンか
水沢(司会に、マリンに似てるところがあるかどうか聞かれて)ないです、常にガニマタとかないです(笑)。
福圓 えー? 収録のとき、スタッフさんが、マリンはほんとに(水沢さん)そのままだよねーって。
水沢 またまたー!
福圓 言ってた言ってたあ!(笑)
三瓶 (オールスターズNewStage2の)プリキュア全員集合のポスターで、なんか(手のひらをうらがえすしぐさをして)マリンだけちらってこっちを。
水沢 そうそう、マネージャーにおかしいことが起きてるぞって知らされました。梅澤(淳稔)プロデューサーにきいたら、映画のいちばん最後で、そうなった理由がわかると。マリンがどうしてやりたくなっちゃったのかわかるよと(エキレビ!のインタビューでもその謎がわかります)。
●「はあああああっ!」
小清水 はじめてオールスターズに参加したのは(プリキュアオールスターズ)「DX3」ですね。テレビシリーズもまだ三話目くらいしか撮ってないときにアフレコがはじまるっていう。かなりドキドキ! しました。あ、なんかちょっと見ちゃった(見られた生天目、照れる)。とにかく全力でした。当たって砕けろじゃないけど、全力以上で突破する気持ち。ほとんど半べそかきそうだけど、先輩方にそんな姿見せられないし先輩方の顔をつぶすようなことはできない! って。
水沢 この時はプリキュア全員集合してスタジオで撮ったよね。
小清水 先輩がたに支えてもらって、最後の大きな技をドーンと行くことができたというか……みんなで横に並んで「はあああああっ!」って言っていったたんですよね。
小松 やった。「はあああああっ!」ってやった!!
本名 けっこう何回もやったよね(全員、収録風景を思い出しているのか、横並びでしばらく視線が絡む)
小清水 最後の「はあっ!」をなかなかいいところまでもってけなかったんですよ。それを何度もみなさんにつきあっていただいて、そこにOKもらった段階で、若干泣きそうでした。
他にも、初代のアフレコ秘話(第一話に6時間かかった!)、新人プリキュアへの恒例バナナバトンリレーの謎(最初は非常灯だった)、キュアサニー(田野アサミ)主導のイングリッシュタイムの実態、生天目の「ふたりはプリキュア」参加(弓子先輩!)からの思いなどいろんな話が飛び出して、笑うやらじんとするやら。しかし「朝までとはいえ時間には限りがあります」という司会のことばの通り、トークイベントは終演へ。
最後、あらためて声優たちからのひとこととなり、三瓶が
「きょうは朝までがんばる大人のみなさまに〈のぞみ〉で最後にひとことを。みんなー! 朝まで寝ないこと、けってーい!」
と、パワフルな夢原のぞみを演じると、樹元が
「過去の作品もみてね。今日はもう絶好調ナリー!」
会場に日向咲の明るい声を咲かせ、そして本名が
「400人以上の大人がここに集まってるなんて、ぶっちゃけありえなーい!」
元気いっぱいの美墨なぎさで締めくくった。
「ここまでこれたのはほんとうにみなさんのおかげです、「ありがとう&あいしてる」を込めて(大歓声と拍手)今日はほんとにいっぱいいっぱい届けたいとおもいます。絶対に最後まで一睡もしないでみてください(笑)。たくさん笑ってたくさん泣いて、明日は嵐ですけど(笑)、人生いろんなことあるけど、笑顔で元気に帰ってください、楽しんでください、家に帰るまでが、プリキュアオールスターズの鑑賞会です!」
(アライユキコ)
小松由佳(「フレッシュプリキュア!」キュアパッション役)の口上の間隙をついて、客席から軽い手拍子が入る。待ち構えてたというより、思わずからだが動いたって感じの「パン!」。「フレッシュプリキュア!」おなじみの変身ポーズだ。
女児向けアニメの「プリキュア」シリーズには、たくさんの大人のファンがいる。
水沢史絵(「ハートキャッチプリキュア!」キュアマリン役)の呼びかけに応えて、客席に「うおおおお」とも「うひゃああ」ともつかない野太い歓声の渦(というか地鳴り)が巻き起こる。きょうは、テレビの前でひとりで送っていた声援を拍手を愛を、同志といっしょに思いっきり表現できる日。3月18日に公開された「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」の大ヒットを記念して、二年ぶり三回目の開催となったプリキュアオールナイト(前回のレポはこちら)。4月6日(金)の夜の9時から始発が動き出す翌朝まで、プリキュアづくしのカーニバルだ。新宿バルト9の会場を埋めつくした500人近いチケットは、今回も即日完売。
「みなさん、ミラクルライトはお持ちですか?(「うおおおー」と同時に客席に揺れるライトの波。それを見渡して)あれ? 子どもしかもらえないはずなのに!(会場笑)。おかしいぞー」
と、更に盛り上げる小松。そうなのだ。プリキュア映画といえばミラクルライト。ピンチに陥ったプリキュアたちを応援するためのミニライトが毎回映画のたびにつくられ、中学生以下の子どもにだけ配られる。それがきょうは、大きな子どもたちにも配られた。上映作品は5本、「映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花」「映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪」「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」「映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」「映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち」。(書いてて気づいたけど、この日の上映作品すべての製作者インタビューをエキレビ!に掲載している〈下の関連リンク参照〉。合わせて読んでくださいね)
連続上映が始まる前に、歴代プリキュア声優8人が大集合のトークイベントが行なわれた。本名陽子(「ふたりはプリキュア」シリーズ/キュアブラック役)、樹元オリエ(「ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スター」キュアブルーム役)、三瓶由布子(「Yes!プリキュア5」シリーズ/キュアドリーム役)、小松由佳、水沢史絵、小清水亜美(「スイートプリキュア♪」キュアメロディ役)、福圓美里(「スマイルプリキュア!」キュアハッピー役)、生天目仁美(「ドキドキ!プリキュア」キュアハート役)が登場。
冒頭で紹介したキュアパッションのように、それぞれが順番に変身口上を披露したあと
「わたしたち、プリキュアオールスターズ!」
と、きょうのためのオリジナルという決め台詞を全員が叫ぶと、どよめきのなかに「ポウ!」という若干MJっぽい奇声もまじって会場のノリはのっけから最高潮に。8人のプリキュアが、それぞれの代について、プリキュアについて、オールスターズについて語る。事前にもらったリリースの予定時間を大幅に超えて繰り広げられた8人の熱いクロストーク40分を、ハイライトでお送りします。
●それそれの収録現場
生天目「ドキドキ!プリキュア」の現場はのんびりしてますね。ちょうど1クール分の収録が終わったところで、結束が強まってます。作品テーマでもある「愛」が深まってますよ。
福圓 スマイルはちょっと元気でうるさいくらいだったんじゃないかと思います。こないだ舞台挨拶のときにドキドキといっしょだったんですけど、うるさかったでしょう、ごめんなさいね。収録もテンション高かった。なんかの歌で踊り出したことあって、なんだっけかな、「ほっけの歌」(←何?)だったかな。
小清水 あ、でもスイート(の現場)でも、エンディング曲を豊口めぐみ(キュアビート役)さんと踊ってたことはある。
福圓 やるでしょやるでしょ?
小清水 収録ではおやつが多かったなあ。差し入れでいただいたりして。みなさんは?
三瓶 それは、伝統らしいよ。
小清水 え! レンコン!?
三瓶 伝統!!(笑)……だいじょうぶ?
小清水 えへへ、こんな感じでーす。
小松 踊るのも伝統みたいなもので、本格的にはフレッシュからですよね。専属振付師(前田健/カオルちゃん役)も共演されてたので、じきじきに習ってよく踊ってました。終わっても踊ってました。舞台挨拶でも踊りたいねーなんていってたんですけど、プロデューサーのNGがはいったりとか(笑)。
●こだわりもありました
樹元 どこのチームもそうだと思いますけど、うち(「ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スター」)はとくに仲が良かったかなーと思います。こないだも飲み会をしようっていったら12人集まったんですよ。
全員 すっごーい!
樹元 わたし自身が当時ド新人で、みなさんに持ち上げてもらったチームですね。敵チームも面白いかたがおおくて、みんなすごいアドリブを飛ばしてくるんですよ、毎回、え、これ台本にないのにすごい言ってるけどどう返せばいいんだっていうのが戦いでした。
小松 ですよねー、先輩のアドリブってどきどきしますよねー(共感して樹元と手を取り合う)。
水沢 うちはデザトリアンという敵キャラを毎回やられてる金田朋子さんというかたが……(この時点で会場笑)その先輩がいつもとても面白いことをされてました。
三瓶 「プリキュア5」でだいたいでもうるさい……じゃなくてにぎやかなのはレモネード(伊瀬茉莉也)だったかな。いちばん若かったんです。よく落書きをして「このキャラクターはどうですか、本編にどうですか!?」っていうプレゼンをしてて、大人がみんな、うん、そうだねーって(笑)。で、二年目で登場した朴ろ美さんの新キャラ(シロップ)を、あれはわたしのデザインだってずっと思ってたって。まあそんなことはなかった(笑)。
本名 最近は、こうやってみなさんにお会いする場で、先代様とか、ブラック先輩とか、けっこう敬われることが多くてですね(笑)、大人な感じでやってたんですけれども、初代チームはいま聞いてるといちばんふつうだったかなー。シリーズディレクターの西尾(大介)さんがいちばん子どもみたいなかたで、「うわーっ」って楽しくなってる西尾さんを囲んでみんなで和気あいあいとしてました。いちばん大人だったのはやっぱりほのほの(ゆかな/キュアホワイト、雪城ほのか役)。わたしが何をやっても、いつも「うん(ニコッ)」って目で諭されてました(笑)。こだわりもあるチームでしたね。どうせ飲むんだったらおいしいの飲みたいよねーってゆかなさんがアフレコスタジオにコーヒーメーカーを持ち込みまして。豆挽くところからのを(笑)。本番までに淹れ終わってないと、たまに(コーヒーメーカーの音を真似て)「コオオオオ」って鳴ったりするので、すごく気を遣ってました(笑)。
●水沢史絵はキュアマリンか
水沢(司会に、マリンに似てるところがあるかどうか聞かれて)ないです、常にガニマタとかないです(笑)。
福圓 えー? 収録のとき、スタッフさんが、マリンはほんとに(水沢さん)そのままだよねーって。
水沢 またまたー!
福圓 言ってた言ってたあ!(笑)
三瓶 (オールスターズNewStage2の)プリキュア全員集合のポスターで、なんか(手のひらをうらがえすしぐさをして)マリンだけちらってこっちを。
水沢 そうそう、マネージャーにおかしいことが起きてるぞって知らされました。梅澤(淳稔)プロデューサーにきいたら、映画のいちばん最後で、そうなった理由がわかると。マリンがどうしてやりたくなっちゃったのかわかるよと(エキレビ!のインタビューでもその謎がわかります)。
●「はあああああっ!」
小清水 はじめてオールスターズに参加したのは(プリキュアオールスターズ)「DX3」ですね。テレビシリーズもまだ三話目くらいしか撮ってないときにアフレコがはじまるっていう。かなりドキドキ! しました。あ、なんかちょっと見ちゃった(見られた生天目、照れる)。とにかく全力でした。当たって砕けろじゃないけど、全力以上で突破する気持ち。ほとんど半べそかきそうだけど、先輩方にそんな姿見せられないし先輩方の顔をつぶすようなことはできない! って。
水沢 この時はプリキュア全員集合してスタジオで撮ったよね。
小清水 先輩がたに支えてもらって、最後の大きな技をドーンと行くことができたというか……みんなで横に並んで「はあああああっ!」って言っていったたんですよね。
小松 やった。「はあああああっ!」ってやった!!
本名 けっこう何回もやったよね(全員、収録風景を思い出しているのか、横並びでしばらく視線が絡む)
小清水 最後の「はあっ!」をなかなかいいところまでもってけなかったんですよ。それを何度もみなさんにつきあっていただいて、そこにOKもらった段階で、若干泣きそうでした。
他にも、初代のアフレコ秘話(第一話に6時間かかった!)、新人プリキュアへの恒例バナナバトンリレーの謎(最初は非常灯だった)、キュアサニー(田野アサミ)主導のイングリッシュタイムの実態、生天目の「ふたりはプリキュア」参加(弓子先輩!)からの思いなどいろんな話が飛び出して、笑うやらじんとするやら。しかし「朝までとはいえ時間には限りがあります」という司会のことばの通り、トークイベントは終演へ。
最後、あらためて声優たちからのひとこととなり、三瓶が
「きょうは朝までがんばる大人のみなさまに〈のぞみ〉で最後にひとことを。みんなー! 朝まで寝ないこと、けってーい!」
と、パワフルな夢原のぞみを演じると、樹元が
「過去の作品もみてね。今日はもう絶好調ナリー!」
会場に日向咲の明るい声を咲かせ、そして本名が
「400人以上の大人がここに集まってるなんて、ぶっちゃけありえなーい!」
元気いっぱいの美墨なぎさで締めくくった。
「ここまでこれたのはほんとうにみなさんのおかげです、「ありがとう&あいしてる」を込めて(大歓声と拍手)今日はほんとにいっぱいいっぱい届けたいとおもいます。絶対に最後まで一睡もしないでみてください(笑)。たくさん笑ってたくさん泣いて、明日は嵐ですけど(笑)、人生いろんなことあるけど、笑顔で元気に帰ってください、楽しんでください、家に帰るまでが、プリキュアオールスターズの鑑賞会です!」
(アライユキコ)