2日放送、日本テレビ「アナザ―スカイ」では、ロンドン五輪で実に3つのメダルを獲得した競泳・入江陵介が、再びロンドンの地に赴いた様子を放送した。

ロンドンでの熱戦を振り返って、「ただ、ただ、嬉しかったですね。やっとオリンピックのメダリストになれるんだっていう気持ちでした」という入江。100mで銅メダルを獲得して臨んだ200m背泳ぎでは、「金を狙ってましたし、日本チームとしても、金が一つもなかったので、なんとしてでも自分が獲りたいという気持ちはありました」と話しつつも、「今できる自分の100%のレースができたって胸を張って言えたので、悔しかったのは悔しかったんですけど」と、その結果には納得している様子だった。

4年前の北京五輪では、200m背泳ぎ決勝戦が5位で終わり、「前回もメダルを期待して頂いてて獲れなくて。今回も決勝の前には“今回も獲れないんじゃないか”っていうのが、一瞬頭によぎって、上から“お前はオリンピックで獲れないんだ”っていう感じが若干あって・・・」と、不安があったことを明かした入江。

事実、北京五輪後は、「獲れなくて、すごい悔しくて。日本に帰ってきてからも、“お疲れ様”とか、“おめでとう”っていう言葉じゃなくて、“残念だったね”とか、“ダメだったね”っていう声しかなかった。だから、人としゃべることも嫌で、きつかったですね。家にいることも多かった。なるべく人と会いたくない」という状態が続いていたことを告白。それでも、諦めずに競技に打ち込んだ理由を、「365日あっても、ほとんど3百何十日がしんどい日々なんですけど、でも、その中でたった何日かメダルを獲る瞬間とか表彰台に上がる瞬間、この喜びがあるので続けられる」と語った。