ASUS、呼び方を「エイスース」に統一。アスース・ジャパンはASUS JAPANへ

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話題のGoogle タブレット NEXUS 7 のメーカーでもあるASUSが、国内での呼び方を「エイスース」に統一することを発表しました。またこれまでの(日本における) 正式なカタカナ表記であった「アスース」を冠した日本法人名「アスース・ジャパン株式会社」については、10月1日をもって「ASUS JAPAN株式会社」に社名を変更します。

ASUSTek Computer Inc. の略称でありブランド名の「ASUS」は、天翔るペガサス(Pegasus) から取った名称。(蛇足ながら、分離した製造部門は前半を取って「Pegatron」)。現在のようにタブレットやノートのグローバルブランドとして知られるようになる前、マザーボードのブランドとして秋葉原界隈で通用する名前だった頃は、『「えーさす」でも「あさす」でもなく「アスース」が正解なんだよ、社名もそうなってるし』がちょっとした蘊蓄ねたでもありました。

今回わざわざ名称を変更する理由は、ASUS JAPANくわく「グローバルでの発音の統一とA+の企業を目指すという思いから」。もともと北米や英語圏では「エイスース」を名のっており、もともとどうとでも読めるものに日本でしか通じない音をあてるよりは世界的に統一しよう、が理由のようです。

下は2010年末にASUSが公開していた「正しい読み方講座」動画。こちらでは「えぃさす」。ただし当時から、北米ASUSではA(エイ, エー) プラス SUS (スース)で「エイスース」だと説明しています。






ついでにいえば、本国台湾での企業名は「華碩電脳」。無理にカタカナで表記すれば、花を示す「ホワ」または「ファ」で始まる「ファシュオ」。ブランドのASUSとは全然違います。

追記:

「アスースのままでいいだろ」
「アススのままでいいだろ」
「アサスのままでいいだろ」
「エイサスのままでいいだろ」

との反響多数。日本でほとんど誰も使っていなかった発音にするのは、グローバル(?)と統一するという理由のほかにも、各派閥痛み分け的な意味があるのかもしれません。なお英語圏ならば誰もが「エイスース」と呼んでいるわけではなく、ITに関わる人でも「エイサス」と発音していたりします。