ロンドン五輪出場を目指すサッカー・U-22日本代表。二次予選はクウェート一カ国と戦うホーム&アウェイ戦となっている。

注目を集めるのは、U-22代表戦11試合で8ゴールを誇る日本のエース・永井謙佑(名古屋グランパス)だ。18日深夜放送、TBS「S-1」は、50mを5.8秒で駆け抜ける期待の俊足FWに迫った。

「よーいドンは負けない」という永井は「自分ではよく分からないですけど、速いみたいですね。(足が速くなったのは)高校2年くらいです」と他人事のように語るも、“永井のスピード伝説”として、高校時代を知る友人は、番組のカメラに「車、40キロくらいを追い付く。あいつ走って」と話し、九州国際大付属高校時代の恩師・杉山公一監督は「自分で出したスルーパスに逆サイドの子がオフサイドだったので、そのまま自分で追いかけてドリブルになったりとか、そういうことはよくありました」と明かした。

また、俊足サッカー選手と言えば、“野人”岡野雅行があまりにも有名だが、岡野について訊かれた永井は「あんなに速くないですよ」と苦笑い。高校入学時は、小柄で足も速くなかったという永井は、「よく倒れたり、戻したりしてました」、「タイミングが合ったというか、彼の成長が、身体の成長とトレーニングがうまくあったのかも知れません」と杉山監督が振り返る同高校の名物=坂道&階段を使った地獄のトレーニングによって、その能力が開花したようだ。