スクリーンセーバーでは節電になりません
パソコンの画面設定で、10分間キーボードやマウス操作などが無ければ、スクリーンセーバー、その10分後に画面オフというような設定をしている方も多いと思います。
しかし、スクリーンセーバーによっては節電しないどころか、逆に電気を大量に消費する物もあります。節電目的でスクリーンセーバーを使用している方は設定の変更が必要となる場合があります。
■スクリーンセーバーとは
スクリーンセーバーは元々、ブラウン管などで同じ画面を表示し続けるとその画面がブラウン管などに焼き付いてしまう事を防止するため、常に動く画面を表示するソフトです。つまり、スクリーン(画面)をセーバー(救助)するための機能です。最近ではほとんどのモニターが液晶になったので、あまりその心配はなくなり、スクリーンセーバーの本来の目的は必要としなくなりました。
Windows 7にも3Dテキストが残っていますが、最近のパソコンならこの程度は問題なく動作します。しかし、XPがプリインストールされていた頃の古い製品では、スクリーンセーバーを動かすためにCPUの負荷が高くなり、消費電力が高くなってしまうことがあります。
他にも市販やフリーのスクリーンセーバーツールの中にはパソコンにとって負荷が高い物もありますので、ご注意ください。
■節電用おすすめ設定
そのため、どうしてもスクリーンセーバーを動かしたい場合、単に写真を表示するだけなどの、シンプルなスクリーンセーバーを使う事をおすすめします。
節電対策として最も効果的なのは、使わないときはスクリーンセーバーではなく画面を暗くし、その後画面を消すという設定です。
Windows XPの場合、画面を暗くするという設定はないので、モニタの電源を切るという設定をなるべく短めの時間で設定しましょう。
上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。
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