この夏の節電に伴って、各家庭では例年よりも、扇風機の使用を考えているだろう。その扇風機について、消費者庁は26日に長年使用した扇風機の発煙や発火に注意するように、という呼びかけを行った。

消費者庁によると、何年にも渡って使用している扇風機は、熱や湿気またはホコリなどによって、内部が劣化していることがあるという。その結果、発煙・発火しやすくなっているのだという。万が一、異常が現れた場合(異常な音や、本体の発熱など)は使用を中止し、電源プラグを抜く必要がある。その後はメーカーなどに連絡するか、適切に破棄するように消費者庁は呼びかけている。

扇風機の発煙や発火についての事故は2010年6月以降の1年間に51件あり、これは全体の65件のうちで一番大きいという。さらに使用期間が9年以上と長年使用している扇風機の事故は23件だった。

夏以外使用しないだけに、メンテナンスが怠っている可能性がある扇風機。梅雨に突入し、そろそろ使用するだけに、今一度確認しておきたいものだ。



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