キャンピングカーってなに?


失礼しました。ご存知ですよね。ただ、知ってました海外でキャンピングカーと言ってもほとんど通じません。アメリカでは「RV」、あるいは「モーターホーム」。ヨーロッパでは主流のけん引タイプのものを「キャラバン」。そしてクルマとして自走できるタイプを「モーターキャラバン」などと呼んでいます。


と、ここまでマメ知識です。もちろん日本では、キャンピングカーという呼び名でOKです。


で、このほど日本RV協会から「キャンピングカーのタイプ別統一呼称」が一部更新されました。



JRVA 一般社団法人日本RV協会サイトより http://www.jrva.com/


キャンピングカーと言っても、軽ワンボックスや同トラックがベースのもの、ハイエースやキャラバンなどのワンボックスをベースにしたもの、あるいはマイクロバスの車内を改造したもの、大型の専用シャーシにボディをまるごと架装したものまで様々です。


そしてタイプの呼び方も複数あったり、違うタイプと混同されたり、誤用されたり……。同協会では、これらの一部呼称を整理して、いままで以上に分かりやすく統一したとのことです。


日本のキャンピングカーメーカーが多く作っているのは、バンコンバーション(バンコン)やキャブコンバージョン(キャブコン)、そして軽自動車ベースの軽キャンパーです。


しかし、フルコンバージョンやキャンピングトレーラー、トラックキャンパーなども少数ですが製造されています。そしてバスコンも少数ながら製造されてますが、マイクロバスベースがほとんどとなっています。なお、生産国が北米の輸入モデルは、現地でのクラス分けがそのまま通称として使われることがほとんどです。


ここ数年、キャンピングカーの人気は上昇中。出先で見かけたときに、「あのキャブコンって運転席の上がベッドになってるんだよね〜」とか「クラスだよ、すごく大きいね〜」「軽キャン、可愛いね〜」なんてさりげなく言えると、ちょっと知った顔ができるかもしれません。


直近の集計データのある09年度で6万台のキャンピングカーが国内で登録されているそうです。ここ数年ずっと、毎年15%の伸びとクルマのいちカテゴリーとしては異例の増加傾向です。現在は7万台以上は確実で、身近な趣味のクルマとして知っておきましょう。


(上野達之)




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