上海モーターショーに先立ち、4月17日、ホンダの中国合弁会社・広汽本田汽車有限公司は自主ブランドのモデル「理念s1」の量産モデルを発表しました。独自開発によるモデルの発売は、中国自動車業界では合弁会社で初めてとのことです。


この理念S1(英語名: Everus)は中国の新基準国民車を目指して開発されたモデルです。日本のホンダ製の小型プラットフォームを用いたモデルで、3サイズはL4420×W1690×H1495mm。用意されるエンジンはガソリンの1.3リッターと1.5リッターで、1.3リッターMTでは6.1L/100km (約16.4km/L)の燃費を実現しています。日本のフィット・アリアクラスというところですが、より堂々とした顔つきやカッチリとしたデザインが特徴です。価格は6.98万元といいますから、日本円で約90万円です。すでに予約は3000台を超えているとのことです。


このモデルはデザイン、開発、生産、販売を広州ホンダで行う自主ブランドで、なんと新車購入時から3年間もしくは10万kmまでの品質保証が実施されるという、クオリティにも自信ありの製品となっています。


広汽本田ので販売される他のモデルにはHマークが入っているのだが、このモデルだけは異なるエンブレムとなっている点に注目です。


(MATSUNAGA, Hironobu)