中国吉林省四平市梨樹県の双河郷中心小学校で12日正午ごろ、児童80人が食中毒の症状を訴えて近くの医院で治療を受けたことが分かった。14日も10人が治療を受けている。中国新聞社電が伝えた。

 関係者によると、同小学校は12日、停電で昼食の準備ができなくなり、肉を焼いて児童に食べさせたところ、一部が体の不調を訴えた。

 保護者によると、当初は一部の児童が気分の悪さや吐き気を訴えてカゼが疑われたが、同じ症状の訴えが相次いだため、全員を医院に搬送したという。

 児童の生命に別条はなく相次ぎ退院したが、10人がなお治療中。県政府の担当官が現場に急行し、原因を調べている。

 中国では最近、学校や職場で集団食中毒が相次いでいる。(編集担当:中岡秀雄)



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