リサイクル型店舗で持続的成長をビジネスモデルに/中ノ森 清訓
セブン-イレブン・ジャパンは店舗の部材を再利用できる「リサイクル型店舗」を全国に広げる。リサイクルする段になってそれをどのようにリサイクルするかを考えても始まらない。持続的成長、環境経営の推進には、開発の段階から、それらを考慮してビジネスモデル、サプライチェーン全体を組み立てていかないと始まらない。このリサイクル型店舗の事例からその点について学ぶ。
「セブン-イレブン・ジャパンがトヨタホームと共同開発で開発したリサイクル型店舗は、閉鎖店の建物を分解、分解した屋根や壁、柱、看板などをクリーニングした後に、別の場所で新店として組み立てられるようにしたもの。
2008年に開業し今年春に閉鎖した店舗を再利用したケースでは、外壁を100%再利用するなど建物全体の約4分の3の部材が再利用された。この効果としては、環境配慮型店としてLED照明や太陽光発電パネルなどの設備を新規に加えたが、建設コストは新築より3割程度引き下げられたという。新店の電力消費量は先程の新たな設備投資により、従来よりも2割程度減るとのことだ。(参考:2010年10月7日付 日本経済新聞 11面)」
持続的成長にリサイクルが貢献する余地は大きい。しかし、リサイクルが行われるのは、その寿命が尽きてからなので、実際にリサイクルが行われるのは商品を提供してからずっと先。開発期間が数年掛かる商品であれば、その期間も加えたその先だ。
しかし、リサイクルする段になって初めてそれをどのようにリサイクルするかを考えても始まらない。商品開発の時からリサイクルを考慮した設計、素材の選定、リサイクルシステムの構築など、ビジネスモデルそのものを組み立てていかないと始まらない。
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「セブン-イレブン・ジャパンがトヨタホームと共同開発で開発したリサイクル型店舗は、閉鎖店の建物を分解、分解した屋根や壁、柱、看板などをクリーニングした後に、別の場所で新店として組み立てられるようにしたもの。
持続的成長にリサイクルが貢献する余地は大きい。しかし、リサイクルが行われるのは、その寿命が尽きてからなので、実際にリサイクルが行われるのは商品を提供してからずっと先。開発期間が数年掛かる商品であれば、その期間も加えたその先だ。
しかし、リサイクルする段になって初めてそれをどのようにリサイクルするかを考えても始まらない。商品開発の時からリサイクルを考慮した設計、素材の選定、リサイクルシステムの構築など、ビジネスモデルそのものを組み立てていかないと始まらない。
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