今日は、世の中の人がどんなお金の使い方をしているのかを全国で調査したデータを紹介します。市場調査を行うにあたって参考になるかなり詳細なデータを入手できます。しかも無料で。

 ・「30代の男性は書籍や雑誌に1か月あたり何円使っているのか」
 ・「ケータイの通信費は、年齢層でどれくらい違うのか」
 ・「緑茶と紅茶とコーヒーと、それぞれいくらぐらい使っているのか」
 ・「靴やシャツや下着に使っているお金は?」
 ・「CD・DVDやゲームにはどれくらいお金を使っているのか」
 ・「映画や遊園地や温泉にはみんなどれくらい行っているのか」

こんなデータがあればいいと思いませんか? それがあるのです。

そのデータとは、総務省統計局が行っている「全国消費実態調査」。



 ・平成21年全国消費実態調査(統計局)

全国消費実態調査とは、国民生活の実態について、家計の収支や貯蓄・負債、耐久消費財、住宅・宅地などの家計資産を総合的に調査し、世帯の消費・所得・資産に関する水準、構造、分布などを全国・地域別に明らかにすることを目的とした調査。

さらに、各世帯員の個人的な支出を把握するための「個人収支簿による調査」を別系統で実施しているのも、この調査の特徴。

調査は5年ごとにしか行われておらず、今回、調査結果が発表されたのは、第11回となる平成21年(2009年)調査(第1回は昭和34年でした)。全国約5万7000世帯(うち単身世帯約4,400世帯)を対象に、2009年9月から11月の3か月間(単身世帯は10月から11月の2か月間)かけて調査が行われました。

ただし、すべての調査結果が一気に発表されるわけではなく、現時点では、

 ・主要耐久消費財に関する結果(7月発表)
 ・単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果(9月発表)

の2種類が発表されています。

今後、さらに、次のようなデータが順次発表されていきます。

 ・二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果(12月発表)

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