斉藤一美&野口綾子、両キャスターがナビゲーターを務めたプロ野球ファン必見のトークイベント。野口キャスターが挙げるキーマンはご覧の通り

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プロ野球開幕が目前に迫ってきた(パ・リーグ:20日/セ・リーグ:26日)。オープン戦も佳境に入り、ファンにとっては応援するチームや選手達の仕上がり具合が気になるところだろう――。

楽しみなシーズン開幕を控えた13日、東京・恵比寿のSPAZIO2では「プロ野球開幕直前スペシャルクロストーク」が開催された。

チームを牽引するキーマンを導き出し、尚且つ、語り尽くすという今回のトークイベントは、ASJが運営する無料オンラインプロ野球ゲーム=「ドリームベースボール」が独自に算出する数値データと、ソネットが運営する「ベースボールマニアックス」がファンを対象に行った“キーマン予想アンケート”の結果をもとに、大塚光二氏(元西武ライオンズ外野手)&デニー友利氏(元横浜ベイスターズ)の人気野球解説者、ゲストパネラーのBaseball Times・谷口一馬氏、「東京ヤクルトスワローズ観察日記」を運営するコアブロガー・鉱野涼氏らが軽快なトークを繰り広げた。

集まったファンの意見も積極的に吸い上げられ、直接解説者達へぶつけることができる、まさに“クロストーク”となった本イベント。巨人であれば、長野久義の名前が挙がるや、「打つ打つって言われていますけど、足がものすごい速くて守備範囲が広い。忍者が水面を走るような走り方で無駄がない。でも、なんせ天才バッターの谷と争わなくてはならない」と述べる大塚氏は、昨年のドラフト時に北海道日本ハムファイターズの指名を蹴った経緯についても触れ、「喋ったらメッチャいいやつだった」と場内を笑わせた。

そして、注目が集まる巨人の外野手争いでは、デニー氏による「投げる方からしてみれば、2番に松本(哲也)がいるのが嫌なんです」といった元選手ならではの意見も。また、阪神のキーマンに話しが移ると、ファンからは「金本のフルイニングをいつやめるか(がキーポイント)」という意見が挙がったが、これには大塚氏も「そうだよね。本人は“いつでも外して下さい”って真弓監督には言っている。後は監督の決断」と答えた。

さらに城島の話題になると、「デビル城島が出てくる可能性があるんですよ。不満要素を抱えた選手だから、爆発したときにチームの輪を乱す可能性がある」と、持ち前の歯に衣着せぬ発言で城島獲得による阪神の不安要素を指摘したデニー氏。その他にも、“ここでしか聞けない裏話”を連発するなど、予定されていた時間はあっという間に過ぎた。

イベントの最後には、それぞれのキーマンを発表した両氏。大塚氏は「楽天がどう変わるか」という点でブラウン監督の名前を挙げると、「アップの時間が長くて2時間くらいやってた。吉と出るか凶と出るか」と説明、デニー氏は「オリックスの田口に期待」としながらも「セ・リーグは巨人以外の5チーム」と語った。

ちなみに、好きな選手でチームを構成し、選手のリアルな成績に連動してポイントが付与される“ファンタジー・シリーズ”のプロ野球版「ドリームベースボール」では、独自の評価指数をBBR(ベースボール・レイティング)と名付け、「勝利に対する貢献度を100点満点で算出」している。

同社の算出によると、昨年のBBRランキングの一位は、唯一80点超えを果たしたダルビッシュだったという。トークの中では、「メッチャ当たんねん。データってスゴイ。俺はデータじゃないって思ってたけど、バントの成功率とか、一打席目に成功したら二打席目は失敗するとか、本当に当たる。なので解説するときも、“ちょっと硬くなってますね”とか使わせて貰ってます」と語り、場内を笑わせた大塚氏だったが、今年も他のスポーツを凌駕する圧倒的なドラマ+データ量で我々ファンを楽しませてくれるであろうプロ野球に、また新たな遊び方が増えたといえる。

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