インタビュー：大山百合香 × 戸田恵梨香「“伝える”というのは一緒」

2008年4月16日 12時0分

――自己紹介ではなく、お互いに相手のことを紹介してもらえますか。

大山：恵梨香ちゃんは、すごく芯が強いんですよ。怖いくらいに男っぽいというか、ハッキリしているんですよね（笑）。私は割と優柔不断な方で、何かを決められなかったりするんです。そういう時に彼女が一緒にいると、ズバッと切ってくれて、すごく助かるんです。芯が強いけど、色々な顔を見せてくれる、それがプライベートの恵梨香ちゃんという感じです。本当に面白いんですよ。色々な経験をしてきた彼女の中には、色々な引き出しがあるんです。

戸田：無い、無い（笑）。

大山：あるの！若いのに、すごく色々な引き出しがあるから、色々な言葉も出てくるし。そこは私も見習うべき所ばかりだと思うし。だから、次は何が出てくるのか楽しみで（笑）。

戸田：そんなの初めて言われた（笑）。

大山：一緒にいると、すごく楽しいです。

戸田：でも私、友達に「何でそんなに白と黒じゃないとダメなの？」ってキレられたことがあって（笑）。「えぇー！白黒の方がすっきりしない？」みたいに言ったんですけど、「白黒じゃないでしょ！そういう問題じゃないでしょ？」ってすごく怒られたことがあって。「分からないから、一から説明して下さい」とか逆ギレしちゃって（笑）。でも、その時はお互いにハッキリした人だったんで良かったんですけど。

――戸田さんから見た、大山さんはどんな人ですか？

戸田：百合香ちゃん今、私のことを紹介しながら、「私は優柔不断な方で」とか自分のこともちゃんと言っていたんですけど（笑）、私は「優柔不断だなぁ」と思ったことは全然なかったです。本当に真っ直ぐで、色で例えると「白」なんですね。さっき百合香ちゃんが私に対して言った「芯が強い」というのは多分同じで、それがすごく表に出ているか、じわじわと内から出てくるものなのか、という違いだと思うんです。百合香ちゃんは、歌のことで「こうしたい！」「こういうことを思っていて、伝えたいんだ！」というのをしっかり持っている方で、「自分も伝える仕事なのに、伝えることを忘れていたな」と気付かせてくれた人なんですね。やっぱり社会に出てきて、汚いものっていっぱい見るじゃないですか。でも、本当に汚くないというか「今、世の中にこういう人って絶対必要だよな！」って思える人です。

――癒しなんですね。

戸田：癒しですねぇー。

大山：いや、結構汚いですよぉ…（笑）。

戸田：いや！絶対にそんなことないと思う。「汚いよ」って言っている人こそ、汚くないですからね！

――なかなか自分では言えないですからね。